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自作OSという誘惑 [ソフトウェア]

TwitterでOSを作る女とかがいたが、女の子がソフトウェアやるだけでもそこそこ貴重なのに、何貴重な原石磨きしているんだって話w。

おいらも少しスクラッチでのOS開発にはあこがれた。というのもOSを作るという本が出ていたからである。


30日でできる! OS自作入門

30日でできる! OS自作入門

  • 作者: 川合 秀実
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: Kindle版



この本が厚くて30日でできると書いてありましたが、30日で読むだけでも一か月つぶしてしまいかねない物量でありました。Twitterでよく技術者で一週間で習得しました、なんて話は普通に考えれば一か月はかかるようなもので、本当だとしてもエリートの上澄みをすくっているようなもんだという話がありました。まぁOSが一か月で出来上がるわけもないのですがね。

OS自作はいろいろやらないといけないので、Linuxみたいにカーネルだけを作るのだって大変だろうと思います。その割には攻撃に対する脆弱性のこととかまで書かれていて、どこまでやるつもりなんだろうと図書館で立ち読みしたときに思いました。

OS自作するんだったら、他にやることあると思うんだよね。確かに興味を惹かれることではあるんだけど、他に自分が便利になるOSSを作ったり、周りに使ってもらうライブラリを作ったり、自作OSを作るよりか大切になりそうなことっていっぱいあるんだよね。何もOSを作らなくなって、Linuxをカスタマイズするだけでも仕事になりそうな気もしなくもないですね。

正直OSを作ろうと思うんだったら、その前にすべきことがあろうによ、という事ですね。言語作ったりするのもOS作るくらいに面倒そうですが、OSは自己満足で悦に浸れるけど、言語だと誰かが使ってくれないと厳しい気はします。なんにせよ動くものを作るというのは楽しいですね。お手軽にできたほうがいいパターンとそうでないパターンがある気がします。

昔はお手軽なパターンが限られていたので、プログラミングで作るにしてもその自動化とかアプリ化とかがメインのところもありました。今でも、OSのセットアップとか、コンテナのセットアップの自動化とかありますが、いつの時代も楽するために苦労しているわけですね。



一時期Linuxカーネルをビルドしたり、ドライバを作ってみようとしたりして、挫折というか途中で放置していたりしていたのですが、やっぱりものになるまでやるのってのはなかなか難しい。仕事である程度出来上がった状態からやるとか、部分的にとっかかりがある仕事をするだとかだと、収入に直結していいんだけどな。

カーネルをいじるプロジェクトに何回かパッチを提出していたりすると、世界の企業からお声がかかるとかいう話があったのですが、そこまでになるのってのも難しいもんですよね。ただ、そこまで深くいじれるスキルというのは市場価値があるというのは間違いないですね。そんなにポストはたくさんあるとは思えないですけど、高給取りである可能性は高いです。


OSを作るという話は、今となっては必要なものが結構あふれている世の中だから、あえてOSみたいな元から作ってみようという事なんでしょう。でもやろうとするとOSってどこまでなんだという事に突き当たるような気がします。Linuxみたいにカーネルまでやっていればいいというところから、ユーザーランドまでそろえないと気が済まないという人もいるんでしょう。

どちらにしても、既存のソフトを使って代替する部分というのは出てきてしまうのは間違いないところでしょう。そんな全部やろうだなんて無理っすよ。一つのファイルシステム作るのだってしんどいだろうに。何にしても今となっては本気でやらなけりゃならないのっぴきならない理由というのはほとんどないわけで、現行のプラットフォームの上で何をやるかという事を考えた方がいいし楽だという事になります。


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Twitterまとめ投稿 2020/07/11 [Twitter]


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