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ポプテピピックがスナックバス江に完全敗北している理由 [アニメ]

ポプテピピックもスナックバス江もパクリというかパロディーをやっているけれど、決定的な差がある。ネタ的に面白いか面白くないかである。それと元ネタに乗っかりすぎているかいないかである。ポプテピピックは内容的に面白くない。気を衒いすぎていて、面白くないかどうかもよくわからない。その点、スナックバス江は元ネタにツッコミを入れていたり独自の面白さを乗せている。

 
ポプテピピックは自らクソ漫画みたいな言い方をしていたけれど、たぶんぶくぶの性格からすると人から言われたらキレるタイプだろうな。相手には寛容になってもらって自分はやりたい放題ということが通じると思っているセミプロだから面白くないのだ。別に同人誌とかでやっている分にはいいのだろうが、それが一般的な商業ベースに乗せるとアウトなのだ。

実際、ポプテピピックのアニメでアウトになったらしく、船かなんかの動画に差し替えられて出てきていましたが、それ自体ヤバいという話も特に見られなかった。それぐらい本編がクソだったわけで、表現が新しいという他に何も関心するところはなかったんだよね。2期目も半分から声優を変えて同じものをやるっていうのも変わらなかったし、自らが自己中毒になっていた感じがする。

最近、自分たちの中での身内受けみたいのをメタフィクションとかいうらしいが、結局楽屋落ち以外の何物でもないわけで、新しく言い換えたところで何も変わっていないのだ。そういう表現は昔からあるし、パロディー自体も昔からある。時代的にそういうのを許すかどうかっていうのはあると思うけど、そこのギリギリをやっているバス江はそこそこすごいと思う。

アニメという広範囲に広まる媒体としてできないネタはカットされているみたいだけど、カドカワとか任天堂を相手にかなり攻めるところは攻めている。でも、ポプテピピックみたいにイメージ映像でぶっ潰されるようなバカな真似はしていない。そこは根回しという仕事をいかにしているかということに尽きるだろう。そのところ、竹書房みたいな弱小会社の関係では無理があったということだ。

ポプテピピックはパロディーを抜いたら面白くもなんともないのに比べて、バス江はそれが仮に取り除かれたとしても面白い部分があるわけだ。そういう意味ではパロディーに寄りかかりすぎていないのは普通の作品として存在意義があるということだ。だから、ポプテピピックはクソですらないと言えよう。大川ぶくぶもファンアートとかやっていればいいのに、対してリスペクトもないパクリをやっていたらそりゃ売り文句がクソと言われても仕方がない。

そもそも漫画やアニメのパロディというのが元々同人誌的にはなってしまうというのはあると思う。そこをうまく乗り越えているスナックバス江はそこそこすごい。ただお酒の席的なゲスいところはあるものの、何か自虐的な匂いがしてしまうのが悲しいし笑いどころでもある。

とは言え、スナックバス江は原作を読んだことないんだよなぁ。原作の絵がそれほど好きではないところもあるけど、ここまで褒めておいて原作読んでないのは恥ずかしいな。というか、それ言ったら多くのアニオタはほとんど原作のラノベ読んでないだろって話になるのだけれど…

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