CanonのSateraはソフトウェアがクソで使い物にならない。

MF273dwというADFが付いた小さな複合機を使っているのですが、macとの相性が悪すぎてまともにスキャニングできない。Windowsでもソフトの出来が悪いのですが、macでやっているとイライラするのを通り越して呆れるしかない。パソコンの印刷以外はSatera単体で使うことを前提に買うことをお勧めします。

　
まずPDFで保存しようとするのだけれど、設定が微妙でどこを設定していいかわからない。mac側からしかJPEGかPDFか選べないんだけど（たぶん）、設定場所がはっきりしていなくて設定しても効かないことがあった。

もっと悪いのが読み込みの縦横設定で、設定画面で横長に設定してもいつも縦長でスキャニングされてしまう。最終的にたどり着いたのが、保存前にプレビューするオプションがあって、そこで保存時に横位置に回転させるしかないみたいだ。設定とか全無視なので、そもそも付ける意味があるのかわからない。正直、設定させといて反映されないとかバカにしているとしか思えない。やっていてイライラする。

まぁJPEGでもPDFでも保存している形式としては大した違いはないのだろうけど、違いがないのなら縦横位置が大切なPDFでは設定がきちんと効くようになってないと話にならない。

キャノンは昔からハードウェアはそれなりなんだけど、ソフトウェアはへなちょこなのが多い。たぶん、適当にSESの人員に投げて作らせているのだろう。そうじゃなければこんなに酷い理由がわからない。自社のソフトをこのレベルで出すという神経が信じられないし、他の会社に投げているなら品質が担保されていると思うでしょうよ。それが通じないのがSESとかの外部の人間が作るものなんだよな。非常に限られたパターンでしかテストしないし、たぶん要求されるパターンも少ないのだろう。細かく指定するとお金がかかるだろうから、正直適当になりがちなのはあるあるだろう。

ドライバとかハードウェアに近いところはある程度品質が担保されるのだろうが、外部に任せるソフトウェアが悪いのは酷いとしか言いようがない。キャノンは昔からそうなので直らないのだろう。やはりBrotherの安い複合機を買えばよかったかなぁ。スキャン以外はそこそこ大丈夫なんだけど、それはPCと連携をしていなくてプリンタ単体でテストできるものの範囲だけなのかもしれない。

ソフトの設計をきっちりしていないんだろうな。ハードウェアは修正がしにくいからかっちりと作ることが多いけど、ソフトは技術者の技量とかけた時間が如実に反映される。そしてハードウェアも徐々に多機能になっているから、サポートする機能を全部きちんと網羅したテストがされない。というか、今回のは基本的な機能だから、網羅テストというレベルではないのだけれどな。スキャニングをしたいのであれば、単体のスキャナを買った方がいい。Sateraをスキャナとして使うのではなく、コピーの時読み取るぐらいの使い方が似合っている。そのくらい酷い。