会社の全サーバにTMUX入れたい

tmuxが恋しい。Ubuntuを入れていた時には必ずと言っていいほど入っていたのだけれど、TMUXというターミナルソフトが良かった。読み方からEMACSを想像すると全然違うんだけど、便利だという点では同じだろう。

知ったのはシス管系女子というマンガだけど中身はゴリゴリの技術書があったんだけど、screenというターミナルが縦割りが普通にできなくて、何かないかなぁと思ったときにマンガで出会った。自分で見つけたのと、いろいろな機能があるというのをマンガで知ったのが同時くらいだと思ったから、どちらが早いというわけではないのだけれど、明らかにTMUXは自分のやりたいことに合っていた。

　
TMUXはある人が一つのターミナルの中で分割して作業していたのを見て使えそうだなと言っていたのを見て、おいおいscreen以外にもあるのかよと思った。screenでも良かったんだけど、いまいち使い勝手が悪くて、何よりも縦分割ができなくて厳しかった。パッチを当てたバージョンもあったんだけど、非公式バージョンだった気がするので面倒くさくてやめてしまった。

tmuxがいいのは縦にスクリーンを分割できるのはもちろんなんだけど、ターミナルをぶち切ってもtmux自体は動き続けるという性質があってそれが便利。普通にexitしてしまうと普通に終了してしまうんだけど、SSHターミナルをぶち切ってしまうとtmuxが動き続ける。そこに利点があります。

まずSSHを切ってしまうと普通はコマンドの実行が終わってしまいます。実行する時に&とかやっていればいいのだけれど、途中からだとCtrl+zとかで止めるのがちょっと抵抗がある。それと忘れたけど、やっぱりシェルが立ち上がっていないと続かない気がしたから、結局SSH端末をつなぎ続けなければいけなかった気がする（気がしただけでなにも検証してない）。

tmuxだと他の画面を立ち上げることができるので、実行中の画面を見ながら他の作業を続けることができる。あとSSHターミナルをぶち切ってもtmuxのプロセスは生き続けるので、その中で実行されているコマンドは作業し続ける。いろいろ面倒が少ない。再度続けようとする時もtmux attachとかですぐに戻れたはずだ。

もちろん普通の使い方として、diffみたいな見にくいものじゃなくても、ファイルの中身を照らし合わせることもできるし、こんないいことはない。Emacsとキーバインドがかぶるみたいなことを言う人がいるかもしれないが、変えられるので問題ないはず。

動作も軽いし枯れているのでとてもいい。これを見た人がグル級の人が画面をパラパラ変更して使っているのを見て感動したそうだ。俺も使っていて自分で感動していた。使ってことがない人は使ってみてくださいな。Ubuntuだとデフォルトで入っていた気がするのでtmuxと打つだけで使えたはずだ。

https://www.tohoho-web.com/ex/tmux.html

やはり古めのまとまった情報は「とほほ」がヒットしやすいな。結局Ctrl+b ％してペインを移動するくらいしかしていなかった気がしますが、それだけでもかなり有用。

RLoginでウインドウをスプリットできるじゃないかといわれる人もいるかもしれないけど、あれは新しくSSHの接続を張っているので根本的にやっていることが違うのです。やれることも違うし。そんなわけで、TMUXはお勧めです。RHEL系ではデフォルトでは入らない気がしたので、誰かが使っているのを見たことがないのが残念過ぎる。会社のサーバすべてに入れたいくらいだけど、入れたら怒られそうだし、入れてもだれも使わない気がするのでやめておく。シェル操作の拡張というのはそもそもそんなに多くないので、使うと使い方が変わりますよ。