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光学ディスクってこんなに扱いにくかったっけ? [ハードウェア]

久しぶりにBD-Rディスクをパソコンで焼いているのですが、その遅さに辟易しています。Windowsのエクスプローラで焼くことはやめてimgburnを使っているのですが、それだと昔使っていたころの速さくらいで使えるのでまぁ問題ないです。きちんとベリファイもしてくれるので安心感は少し高くなりました。

 
英語でダイアログが出てくるのでろくすっぽ読まずに焼くものだから、丁寧にガイドしてくれていても思うようにできなかったりする。なまじ親切してくれるので、思うように動かなかったりした。何もかもがデフォルトで「はい」がいいとは限らんのね。

Windowsの標準機能で焼くとひどいことはわかっていたので、昔から光学ドライブを買うときには書き込みソフトをバンドルしたものにしていた。使いにくいソフトでも、Windowsの標準機能よりかはマシなので、バルクでもソフトがついているものにしていた。でも今はもはや昔のドライブしか使わないので、そのドライブで推奨された新しい焼き込みソフトを使うことができない。

とそんなことを思い出してしまうくらい、長いこと光学ディスクにバックアップを取っていなかった。Linuxを入れるときにインストールイメージのISOを焼くくらいで、それだと焼く時に別途ディスクイメージを作らなくてもよかった。

一回書くだけのディスクは焼くイメージを作るのにめちゃくちゃ時間がかかっていたのだけれど、USBメモリみたいに追記などができるように使おうとしても、それはそれで時間がかかるとどこかに書いてあった。そのため、追記しない焼き方を勧めるページがあったぐらいだった。


USBメモリであれだけ簡単に読み書きできるなら、光学ディスクなんて使わないよなぁと思ったりします。実際、最近のパソコンケースには5インチベイがないですし、最近パーツ屋さんに行かないので分からないですが、昔ほどたくさん光学ディスクドライブは売っていないんじゃないでしょうか。

それとしばらく前からUSBメモリでもブートできるので、わざわざ光学ディスクに焼くという唯一の用途さえも意味がなくなってしまった。パソコンの進化でパソコンの中からなくなったものは多いけれど、5インチベイがなくなるとは思っていなかったな。そもそも光学ディスクは容量が大きくなることはあっても無くなることはないと思っていた。でも、今ではバックアップ用途ぐらいしか使い途がないのですが、それだって保存期間が長いとは言えないですし。何かしら5インチベイに入れるものはあるんじゃないかと思っていたけれど、光学ディスク以外はほとんどなかったんですよね。

パソコンでの不遇があって書き込み光学ディスクの消費量はすごく減ってしまったと思われる。なのでBD-RとかもBlu-rayレコーダーぐらいの需要しかないのではないのだろうか。そういう意味ではPanasonicが撤退したのは当然なのかなと思ったりした。でも品質はソニーと同じくらいに良かったから、なくなってほしくはなかった。他に全面的に信頼できるメーカーがないのよね。昔、色素系で良かったメーカーもロット不良を起こすぐらいになってしまったし、いちいち書き込みのエラーがないか調べないとHDDから消せなくなってしまった。すごく面倒。一部だけのエラーとかならまだ仕方ないのだけれど、途中から全部読めなくなる焼きミスが出てくるから困るのだ。

それと焼いても昔のものを顧みないということもあると思う。結構DVD-Rを焼いたけれども、たぶん今では多くは色素の褪色で読めなくなっているだろうな。今のBD-Rは金属系だから少しは長持ちするのだろうけど、それだっていつまで保つのだかわからない。それを言うならUSBメモリなどのフラッシュメモリ系でも長持ちするわけではないので同じことなのだが、そこにデジタルの限界を感じてしまうのですよね。デジタルは基本的に無劣化だけど、そのデータが入っているメディア自体は劣化して読めなくなる。

そこまでして残すべきデータがあるのかということなのだが、残す手立てがあるかないかぐらいは選べるようになっていて欲しい。それも現実的に手軽で安価な方法で実現できなければダメなんじゃないかと思う。CPUなどのシリコン系はすごく発展しているけれど、ストアする方はフロッピーディスクから大きく変わっていないような気がする。まぁ保存できる量は飛躍的に上がってはいるが、持続して使えるという意味において大した差はないと思う。

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