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最近、クリーニング店が減っているっぽい。 [徒然]

郊外なのでクリーニング店がそんなに多くなかったのだけれど、特に最近減ってきているようだ。特にそこそこの品質を保っている店とかがなくなっている。安くて品質がどうなのかなという店はまだあるんだけど、たまにスーツを出すくらいだから少し丁寧にやってほしいんだが、そうもいかなくなってしまった。

 
クリーニング店がなくなってきた理由として、スーツを着る人が少なくなってきているということがあるらしい。ビジネス街に行くとそんなでもないんじゃないかとは思うんだけど、全体としてはスーツ率は減っているっぽい。確かに夏場はノーネクタイのカジュアルでってのが少なくはない。夏でもスーツの上を着ている人は営業さんくらいだもんな。

クリーニング店も減っているが、その前から書店やレンタルビデオ店が減っているのは目に見えてわかった。Amazonとかの送料無料のネット書店と、ネットの動画配信サービスが原因なのは明らかであった。そりゃ、買いに行ったり借りて返す手間がなければそっち行っちゃうよな。まだ書店は手に取れるメリットはあるけれども、ビデオに関してはメディアに記憶されている必要性ってのはほとんどないしね。

インターネットが既存のビジネスモデルを破壊するということは珍しいことではないが、何だか近くに店がなくなってしまうというのはちょっと寂しい気もします。とはいえ、明らかに人の入りが減っていたりはするので、閉店など縮小してしまうのは仕方のない話なのかな。まぁ昔も銭湯がなくなったり、コインランドリーが減ったりするのはあったから、時の流れで産業構造が変わってなくなってしまう店も多くなっていくのかなと思ったりします。

既存の店だって、コンビニで片言の外人が店員だったり、セルフサービスのガソリンスタンドばかりになったりしているものね。何だか色々違和感がある。これも人件費だとかいろいろなところを切り詰めているのだろうけど、余裕がない社会っていうのはちょっと不安定になると揺れ幅がひどい気がする。賃金が減るから余裕がなくなって、企業側も色々切り詰めて商売せざるを得なくなる。そういうのがどんどん循環して、日本がデフレから脱却できなくなってしまったように思える。

世の中は便利にはなっているけれども、その分余裕もなくなっている。自分にしわ寄せが来なければ良いけど、大体はみんなに降りかかってきだした。安いことを求めて自分の賃金も安くしているような気がするし、その逆で賃金が安いから消費するときに安さを求めすぎている気もする。

格差社会は嫌だし、賃金が高い人だけのうのうと過ごせるのはもっと腹が立つ。これも一億総中流の社会で育ったからでしょうか。安定を過度に求めるのは愚かかもしれないけど、やっぱり安定はあった方が精神的にも物理的にも良いのは間違い無いことなのでしょう。濡れ手で粟に儲けたいとはそれほど思わないけど、適度に努力したらそれなりに儲けられる社会であってほしいですね。日銭しか稼げない社会というのは正直未来がないです。

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