SSブログ

コンデジが欲しい。というかRX100が欲しい [写真]

夏休みの行事として、試写会的なものをやりたいと思った。試写会と言っても、映画とかじゃなく写真の取り試しみたいな事をしたいなと思っていた。


というのも、ソニーのDSC-RX100が出たからだ。明るいズームで、お手軽な感じのものが欲しかった。

 http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100/

オリンパスのXZ-1がコンデジとしては、一番新しい手持ちのものなのですが、いまいち携帯性に優れていなくて、使う気分になれなくなってしまっていた。一番の問題が、レンズがむき出しのところ。コンデジでは普通に格納されて保護するように作られているものがほとんどだけど、XZ-1に関しては格納状態にあってもレンズが剥き出しで、いちいちレンズキャップを閉めないといけない欠点があった。

取る時は電源を入れて強制排除みたいな形で、レンズキャップが取れるのだが、しまう時はいつも面倒くさかった。スナップ感覚で撮るには少々煩雑すぎるところが大嫌いだった。レンズフィルターで防ぎたいと思っても、普通のコンデジにはフィルター用のネジ山はあるはずもなく、一眼レフよりも煩雑になってしまい、普段使いが超面倒になっていた。

一度はフィルターを付けられるアタッチメントが出るまでの我慢だ、と思っていましたが、それを待つ前に面倒さに使う頻度も落ちてしまったのでした。やはりお手軽さっていうのは、コンデジには非常に大事だと痛感しました。他にはあるはずのものがないというデメリットは、そうそう解決するものではないです。


 
そんなわけで、普段使いの出来る明るいレンズのコンデジが欲しかった。XZ-1が欲しかった時には、PanasonicのLX5が対抗馬だったらしい。その前のリコーのGX200を買った時も、LX3と迷ったらしい。

 http://miff.blog.so-net.ne.jp/2011-05-18-1

歴史は繰り返す的な感じなのだが、今回のソニーのRX100の対抗馬は、まだ出ていないパナのDMC-LX7となっている。

 http://panasonic.jp/dc/lx7/index.html

8月下旬という事で、上旬も終えようとする今、話題的に旬な感じのモノになっている。ズームレンズで広角側のF1.4が一番の見せ物となっているみたいだ。望遠側もF2.3とかなり明るいし、単焦点並みの明るさになっている。それに、一応色々うるさく言ってくるであろうライカの名前を使えるお許しが出たレンズであるわけで、少々無理はあっても悪いレンズではないとは推測できる。

ただ、商品が出る前からネガティブデータが出回っているのがどうかと思う。自社開発した光学センサーじゃないとヤダとかいう、素人には到底理解の苦しむ揚げ足取りが展開されていた。どこのイメージャーを使っていようときれいに撮れればいいんですよ。

生産物に自社開発とか、国内生産とかにこだわる人がいますが、日本だから取り立てて性能などが優れているって訳でもないですし。そもそもの製品管理がどうなってるかであって、会社の方針と生産国のいい加減さとは、ある程度の傾向はあっても、アジアの国々で作ってるからダメだとはすぐにはなりません。まぁ本当に酷い作りのものはありますが、それはすぐに市場によって淘汰されてしまうわけですし。

まともにイメージャを作れるのは、ソニーと他数社なんでしょうけど、他社に出し惜しみする期間ってのもそんなに長いわけではないですからね。ソニーも売れないと儲けられないわけですし、多くはければ他社が採用してくれる方が金になる。


ええと、何の話してたんだっけ。そうそう、LX7ですね。LX7も相当練られて出してくる製品ですから、相当良いものだと思います。ですが、買いません。というのも、手持ちのマイクロフォーサーズとかぶる気がするからです。そのうち、F2.8標準ズームを買う予定ですし、特に松下が好きというわけでもないし。

ただ、間違いなくいいと思うのは、登場によって競合するRX100の値段が下がるということです。まぁ発売当時よりも、今はかなり下がってきていますが、5.5万円以下の状態が訪れることが予想されます。あと、アダプターをかませて、フィルターを付けられるのも良いと思います。こういうアクセサリーはすぐに出してもらわないと、XZ-1みたいな話になってしまいますもんね。悪いとは全然思わないけど、やっぱり性能が大して手持ちの製品と変わらないってのは痛いです。形も似てるし。



結局、RX100の何がいいのかと言えば、やはり光学センサーでしょうか。イメージャーが大きいってのは、バカ高くなければいいですよね。大きさの順序からすると、

 APS-C > マイクロフォーサーズ > CXフォーマット > 一般的なコンデジ(1/2.4ぐらい)

ということになっていて、ザックリと言えば、一回りずつぐらい大きさが違う序列になっています。RX100は1.0型で、CXフォーマットと同じになっているみたいです。名前が付いているなら、CXフォーマットと言えばいいのに、1.0って言うのが商売上の売り文句として、気に入っているみたいですね。現行のコンデジからすると、かなり大きいモノになりますが、大きさの比較からすると、マイクロフォーサーズとAPS-Cの比較みたいな状態ですね。かなり違う大きさである事は誰にも明白であるわけです。

更に、画素がかなり細かい。うるさ方は、1000万画素ぐらいあれば、無理して細かくするよりかいい、なんて言いますけど、扱いに困るほど細かくなるわけでもないし、それによって不具合を生じているわけでもなさそうです。そもそも、500万画素あたりで、イメージャの微細度は頭打ちだなんてことが言われていましたけど、今はコンデジという範疇でさえRX100は2020万画素を搭載しているわけです。時代と共に基準は変わるわけですから、この水準がそのうち当たり前になってくるのは間違いないでしょう。だって、ソニーは多くのイメージャを周りの会社に供給しているわけですから。やはり技術は素晴らしい。

ちなみにLX7は1/1.7型で10M画素。10Mということは、10,000,000で1000万画素なのはずっと変わっていません。それなりに大きめのイメージャですが、あえて解像度を押さえて受光面積を大きくしているとしています。でも、2倍も画素数が違うというのは、かなりの違いです。スペック至上主義ってのは、案外落とし穴がありがちですが、それに関する文句というのもあまり聞こえてこないので、その点に関してはソニーの威信をかけて作り込んだのでしょう。それと1000万画素のままだと、作り込みという点ではなくて、価格的、技術的に頭打ちの感じが否めません。

1.0型が従来の1/1.7型よりも2.8倍大きいよという事ですが、大きくなったのが無理して大きくしたわけじゃなくて、画素ごとの受光面積を確保するために、それだけ大きくしないとノイズが気になってだめで、大きくせざるを得なかったのでしょう。でも、Foveonを使ったDPシリーズみたいにそれだけで全体が異常にコスト高になっているわけでもないので、バランスは悪くないと思います。



レンズもカールツァイスを使った事がないので、ライセンス製品とはいえ、それなりの描写力を発揮してくれそうです。ライカも手に余るほどにいいですが、これだけの製品をこのお値段でっていうのは悪くないですよ。レンズはキレがいいが冷淡に写る、みたいなモロ主観なレビューを見るのですが、正直あまり気にしてません。それが恐らくドイツのレンズの持ち味なんだろうし、コンデジにそこまで求める事自体がどうなのよ、という気はしますね。

お値段がお値段だけに、高級コンデジとしてカテゴライズされるわけですが、そもそも使われるにしても、プロ的にもサブ機ぐらいの位置付けでしょうしね。レンズの善し悪しが分かるほどの、イメージャであるという印でもあるし、色味がそんなに嫌だったらRAWで調整すればいいわけです。まぁそこのところは基本性能うんぬんを話題にしているから、論点がちょっと違うかもしれないけど、そもそも意図的に色を変えたくないってのは、写真を絵として考えてないってことなので、そもそもの使い道というか考えが違うだけなんでしょう。

とはいえ、玄人より素人に近いので、RAWで撮った写真ってあんまりないです。現像作業が面倒だったし、パソコンに送る時も面倒だし、容量がどうにも。容量に関しては、SDカードというかフラッシュメモリが異常に容量が膨張していく事もあって問題ないですけどね。RAWでやるほどのこだわりと言うか、気合いがないわけです。

プロな訳でもないし、そもそも、物によってかなり色味が違うパソコンの液晶で見るのを考えると、そこまで厳密になっても仕方ない気がしますし。大きく紙に引き延ばすことはまず考えられない。って身も蓋もないですね。でも、それは嘘じゃないですし。多くの人はそういう用途であるにもかかわらず、玄人を名乗りたい人は、このカメラの粗探しをしたがるんですよね。確かに、実力以上に騒がれているというか、一般的に売れているのが気に入らない人は多いみたいです。


そして、良くレビューで見られた操作性が悪いとかですが、機能が多いからしょうがないじゃないですか。それに使う機能は限られているから、使う機能はファンクションキーに割り当てたり、色々工夫は出来るようになっているわけです。それと、自分が慣れている操作系と違って使いにくいのは当然の事だし、そういうのは大体慣れの問題であることが多いと思う。数日舐めたからといって、まともな判断が断言的にできるという事自体おかしい。


機能を盛り込みすぎて、どこに行きたいのかわからないと言った意見もありましたが、それってスマホとかには当てはまるでしょうか。全部盛り携帯が機能が多過ぎて、機能を削ってほしいなんていう人は、らくらくホンみたいなのを使っていればいいんですよ。カメラも同じ。使わない機能はたくさんあっても仕方ないし、基本性能が良ければ使いたい機能があれば使えばいいというだけの話です。パソコンのソフトだって使わない機能なんて死ぬほどあるわけですし。

なんというか、ガジェットの使い方が分からずに、レビューを書いている節があるし、みんなに支持されているものを批判する事によって、自分の自尊心を無理に成立させているとしか思えないですね。確かに、無駄にみんなから好かれているものを批判したい気持ちも分からないでもないですが、大体が自分の無知さをさらけ出している事も多いです。


それと反対に、何でDP2 merrillなどがべた褒めなのか。どう考えても必要以上に褒めすぎだと思います。バッテリーが保たないなんて、黎明期でクリアされたことで、本体の作り込みの稚拙さが問題になる事も、Foveonが入ってるからみんなチャラ、みたいな玄人の独り言みたいなのが多すぎるんですよ。操作性がいい? それは必要最低限しか機能がないからじゃないですか。使い方を絞ったら、みんな大して変わりませんよ。それこそ慣れ。確かにフォビオンで撮ったサンプルを見る限り、他とは違った階調の写真が撮れていましたが、そのためにこんな足りている部分が少ないカメラも今時この価格ではないですね。

なんで、単焦点なのに解放値がF2.8なの?というごく普通の批判もないし。元々Foveonは暗いところが苦手みたいだから、少しでも光が多い方がいいに決まっているのに、レンズがどう考えても暗い。恐らくは、コストがFoveonに取られて他の性能を削らざるを得ないという、どうしようもない理由なんだろうけど。そして、値段が高くなりすぎると一眼と値段帯がかぶるので、買う人も少なくなるってのもあるんだろうなとは思います。でも、レンズが暗くて、昼間しか使えんよ、これでは、といぶかる人はあまりいませんでした。玄人さんは、普通に感じられる、普通の事を言っているのでは、自分の自尊心が許さないんでしょうね。Foveonがいいから、あばたもえくぼ、って事なんでしょうかね。



ガチンコで攻めていって、自称玄人さんにレビューの場で、致命的ではない欠点でけなされるのは大変かわいそう。売れているのが正義とは言わないけど、売れている理由ってのもあると思うんですよね。でも、玄人さんの一般的になってるカメラなんてだっさーというのはある意味で卑怯に感じてしまうのですよね。実際、買って意見を述べているのだろうから、率直な意見はいい事だと思うけど、どう考えてもアンチソニー的な嫌なオーラを感じてしまうわけです。というか、逆にソニーなんかに期待しすぎ?

僕にはDPシリーズを使いこなせる腕はないけど、本じゃないWebで、レビューに無償で書いている人が、最大限に使いこなしていい写真を撮ってるとはとても思えないんですよ。その上、偏った意見をレビューが集まったところに載せるのは、果たして何が目的なのか分かりません。企業側が出す甘言だけでは心許ないものの、玄人さんが出す情報も、買う人に向けて本当に必要な情報が提供されているという気がしません。でも、言う事が全くの客観性があると分かったら、このブログで謝りますけどね。でも、結構外れてないと思うんですよね、過去の例もあるし。


何にしても、そろそろ買いますよ。これだけ待っていて、これ以上安くならなかったら泣くしかないけど…。

タグ:DSC-RX100
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。