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知らない間に爺になっている… [音楽]

アラサーの男が自分は大学生のころと変わっていないと思っていても、周りからはオヤジと思われている、というようなのを見て、俺はもうジジイじゃねぇかと思った。女子高生のミニスカを糧にして生きてきたのに、そのくらいの年頃の娘がいてもおかしくないんだよね。
もう、いやんになってしまう。(/ω\)イヤン

あんなに時間を費やしていた音楽の視聴にしても、最近の音楽にはついていけていない。なんか面白くなくなって離れて行ってしまっているのである。よく考えれば、自分がよく聞いていたころの90 年代を基軸とすると80年代70年代にあたる音楽が、今では自分のよく聞いていた90年代に当たることを知ると、かなり気落ちしてしまう。そんなに時間がたったものかと、落胆するしかないでしょうよ。

確かにNirvanaのカートコベインが神聖化されていると聞いた時には、死んでから10年程度しか経ってないだろうよ、と言いたかったがもう10年というレベルだったのであった。90年代だと80年代の音楽だったわけで、今となっては90年代と70年代の開き以上になってしまっている。

ただ思ったよりも開きが大きくないと感じるのは、90年代以降に大きな音楽的なムーブメントがなかったからじゃないかと思うんだよね。EDMブームもあったけど、ユーロビートとかヨーロッパのその手の音楽の焼き直しでしかなかったし、パリピ用の音楽として真面目に音楽と対する人用のものではなかった気がする。

それと今になって当時も大して盛り上がっていなかったシューゲイザーとかを持ち出す人もいるらしく、過去のマイナーカテゴリーを引き合いに出さないといけないくらい、音楽業界が収縮してしまっている。やるんだったらオルタナティブやビッグビートとかわかりやすいのにすればいいのに、80年代と90年代のモヤモヤとした音楽ジャンルなんて何が面白いのだろう。当時だって聞いて面白いと思わなかったし、だからこそ大きなムーブメントにはならなかった。まだブリットポップなどのほうが実があったのではないか。


年をとってもいつでも新しい物好きの人がいて、やはりそういう人は今のものを否定しない。昔のものを引き合いに出して今を否定するっていうのは、もう老人の烙印を押されたようなものかもしれない。というか、90年代の時も日本のミュージックシーンを否定して(全部じゃないけど)、70年代ぐらいからの洋楽ばかり聞いていたから、その時からもうジジイだったのかもしれない。やはり新しいものを受け入れるというのは、自分が新しくいられる一つの条件だったりするのだ。

ただ、現在も過去の続きではあるので、それを否定するというのも過去の一部を否定することに他ならないのかもしれない。でも、過去を知っていると何かの焼き直しとかそのままとかやられるとキツいんだよね。本当に何とかの再来とかならいいけど、そういうのに限って肩透かし食らうので看板に偽りありという事で。

誰でも年を取るし、どの年代にも年を取った人はいる。だから、面倒くさいことをいう人はいつの時代にもいるんだろうけど、実際過去のほうがよかったこともあり得るのだ。技術の話とかなら、ほとんど新しい方が進んで改良されてよいものになっているけど、こと文化に当たっては必ずしもそうではない。文芸とかもそうかもしれないけど、音楽とか流行り廃りのあるジャンルはデグレードは普通にある。ただ単に過去の感慨に浸っているところもあるかもしれないけど、実際に並べて比較しても差がわかるほど今のものが劣っていることも少なくない。


そういえばカートコベインのギターが史上最高値で売買されたようだ。たぶん、Unpluggedで使ったギターだと思ったんだけど、果たしてそうであった。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200622/k10012479171000.html

日本では一般的にカートコバーンという表記が一般的らしいが、アメリカ的な発音だとコベインが普通らしい。あのライブの後で死んだので印象は強かったな。自殺するとある意味伝説的になってしまうわけだが、知らない世代が無駄に奉るのはやめてほしい。本当にオルタナティブロックが好きならまだいいとして、時代のアイコンとしてとらえるとしても別にもいろいろなバンドはいたからだ。

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Twitterまとめ投稿 2020/06/24 [Twitter]


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