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Excelで簿記 [起業]

わたくし的に簿記がブーム。最終的にRuby on Railsで簿記ソフトが作りたかったりしています。まず、簿記の仕組みをざらっと理解して、Railsもそれなりにやってきていて、システムとして作っていきたいと思っています。

ただシステムを全く何の参考もなくできるほど理解したいとは思っていない(そうなら日商簿記の二級ぐらいはすぐに取るよ)ので、いくつか例となるエクセルのシートやらを見てから、作り出すフォーマットを設定したいと思っている。どうせみんな似たようなものだから、共通部分といいとこ取りを兼ねて色々見ていくつもり。参考にした本は以下。


Excelで学ぶ簿記・会計と税務

Excelで学ぶ簿記・会計と税務

  • 作者: 西島 岳史
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本



 
本についているデータをダウンロードしてきて、色々中身を見ようと思っていたのだけど、マクロが全然うまく動いてくれない。今使っているのがExcel2000で、対応するソフトがExcel2003とかなので、動かなくても仕方ないとは思うけど、どうにもそういう非互換性には、マクロではないものでもよく見かけるマイクロソフトの特色だと思う。正直面倒くさい。新しいソフトの下位互換性はあるのだろうが、逆はないのは新しいソフトである限り仕方ないのかもしれない。とはいえ、マクロのバージョンとかは明記されないし、マクロを使われたソフトのバージョンで動作確認するしかないのでしょう。

というわけで、動かないのですが、マクロの中身を見ようとすると、パスワードがかかっていて見れない。何か納得いかねー。Excel2000で動かないし、マクロのコードも見られない。ヒドい状況ですね。OpenOffice.orgでも開けはするけど、マクロが動かないっていうのは同じでした。でも、マクロのパスワードなしに中身が見えちゃうという副作用があって、それから動作を推論していくのが良さそうです。というか、それぐらいしか出来ないのですが。


まず、始めには、仕訳表の作成から始めたいと思います。Railsの雛形を作るだけでそういうのは作れちゃいそうです。それで勘定科目さえ設定できるのであれば、仕訳表だけならそれで終わりな気がしています。その後の総勘定元帳の作成は、転記とかで表を作る時に仕分けしたときのカテゴリーごとに書いていけばいいだけだと思うので、混乱するほどのものではないかもしれない。まず始めは、ユーザー定義の勘定科目とか設定させない、カスタマイズが出来ない固定の項目で作る。



まず、日々使う、仕訳表の項目を選定します。

項目として、

 日付 伝番 項数 借項数 貸項数 項番 決算 摘要

と、

借方と貸方それぞれについて、

 勘定コード 勘定科目 補助科目 金額

があります。表示としてはこんな感じ。

siwake.png

今のところいらない、と思われるものは、「伝番、工数、借工数、貸項数、項番、決算」ってのが、現行はいらない気がしました。どう見ても多い気がするんですが。後々分ける事になったら必要なのかもしれないので、それはどうにかしたい。ただ単に、このExcelシートがマクロで隠蔽できなかっただけって気もするんですが、データを全部あるまま見せてしまうってのも、少々問題があるような気がします。まぁ元々こういう規模でやるとしたら、ExcelじゃなくてAccessを使うべきだし、中身を見せてくれた方が、仕組みを把握するものにとっては、逆に有り難いんですけどね。

あと借方貸方の項目については、勘定コード、補助科目は、いるのかな?と思っている。とりあえず勘定科目と金額とその時の大体の事が分かれば問題ない気がします。細かいところは、貸方借方、両方含めて、摘要として書けばいいんですしね。



消し去るにしても、どの項目がどういう意味があるのか把握してからにします。後から必要になって、同じ項目を別の項目として設定するのは少々二度手間感があるので、それはしたくないです。

・仕訳入力表

仕訳を入力するには、上で画像を張ったものとは別シートになっていて、そこから上で示した一覧表に書き込まれるようになっています。結局、入力する時に必要なのは、そのエクセルのシートを見ると、貸方借方それぞれの「勘定科目、補助科目、金額」と「日付、摘要」になっています。基本的に、「その日に勘定科目の何が動いたのかってのを、ざらざらと一つの表に並べる」ってのが、仕訳表の現実だと思うので、他のよく分からない項目は切ってしまおうと思う。

補助科目は摘要で示すものと同じですが、カテゴリを自分で分ける事によって、ソートとか出来るようになるかもしれません。A社、B社みたいに同じ項目で分けると、いいわけですね。そういうのって勘定科目でそのまま対応しようとすると、細かくなりすぎる嫌いがあるので、自分カテゴリーとして任意で入れてもらうと分かりやすいかもしれません。ただ、任意なのでシステムに挙動を組み込むのは難しくて、それこそソートで使える程度のものと考えた方がいいでしょう。

今シートを見てみたら、補助科目を設定するシートがあったので、任意で文字列を入れるようなものではなかったみたいです。任意で良かったなら摘要でいいわけですし、やはりきっちりシステムとして動作が組み込まれていました。

というわけで、補助科目は残しておきます。それと勘定コードは消しておきます。長く使っていれば、数字が分かりやすい状態になるのかもしれません(似ている勘定科目は数字が近いので)が、そういうことは求めてないので、勘定コードは使わない事にします。内部的にはDBで割り振られるID番号を使うのでしょうが、同じ事をしてもユーザーには見せないようにした方が簡潔だと思われます。



・仕訳一覧表

さて、入力された後の一覧表示ですが、先程述べたように、システム的に必要なものが出てきてしまっているみたいなのです。Excelにはセルを行や列ごとに非表示にする方法があるので、使用者に見せたくないものは、それを使って隠蔽するわけですが、このエクセルシートはそれをしていません。なので、入力後に自動的に入る、いらなそうな項目がたくさんあります。


 日付 伝番 項数 借項数 貸項数 項番 決算 勘定コード 勘定科目 補助科目 金額 摘要



貸方借方の部分は、上で書いた入力表と同じなので省略します。勘定コードがなくなるというだけの事です。

「伝番」というのはその項目の番号だと思うので、番号を自動的に打っておかないと、どこの何をどうしたのかが、後に一覧にしたり、他の表に転記するときに、どのレコードを転記したのか分からなくなるので、意図しないで自動採番されるにしても表面的に見えるようにしておかないといけないでしょう。実際、総勘定元帳のところに伝番は存在しているので、かならず付けなくてはいけないと思います。

「項数、借項数、貸項数、項番」っていうのは、諸口の対応かもしれないと思いました。実際にマクロが動かないので、確かな事は言えないのですが、中に諸口の複数のカテゴリーがあって、それを含んでいる事を知らせるのではないか、と思っています。どちらにしても、諸口については何がしかの手を打たないといけないでしょう。

 項数 借項数 貸項数 項番 決算

というものが、使い方が見えてこないので、とりあえず消します。諸口についてはもう少しシステムが練り込まれてから、仕組みを考えたいと思っています。今はごく単純な雛形を作る事に専念した方が、たぶん後々分かりやすいですし。


こんなに削っちゃったら、元も子もない気がしますが、普通に紙に書くのを考えて書かないものはそもそも入力しないことにした方がシンプルであると思われます。


次はRails3でこれらの雛形を作ってみます。ほとんどScaffoldで終わる事になると思いますが、それ以上の入れ込みも少し考えています。


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