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ラノベとかでのゲームの扱われ方w [アニメ]

一時期ゲーム脳みたいな事を教育関連で言われたことがあったが、そんなことはなくどちらかと言うとそれに没頭しすぎて生活を壊す方が問題であった。

それはそれで問題として、ラノベとかでゲームの扱いが酷過ぎる気がした。ゲームなんて事前にお膳立てされた程よいゲームバランスの上に成り立っているというのに、技を編み出したとか自分で何かを作り出していると思っている節がある。おまえさ、ゲームを少しでも作る側に立ってみろよと思う。

ゲームは製作者の作った世界の中でしか動けないし、現実世界のようにあらかじめ用意されたものであることに違いはない。それを自分たちがさも生み出すかのように語るラノベとかの多いこと。ゲームは決められたルールの中でやっているから面白いのであって、何もかも自由な世界だったら逆にやりにくいものであることがわかっていない。まだゲームバランスが悪いゲームをクソゲー扱いして罵っている方がまともであると思う。

確かにゲームに幅を持たせて成功しているものもあるよ。でも、それは何でもできるわけではなく、自分でコントロールできる場を与えられていることに面白みがあるのであって、自分が作り込めるところは限界がある。その限界の中でバリエーションをつけるのが楽しいわけだ。

要するにラノベを書いているデジタルネイティブの世代が、モノづくりをする前に与えられるだけ与えられて自分で作ると言う事をしていないからではなかろうか。じゃなかったら、自分の知っているゲーム世界の中でしか作品を作らないと言うことにはならないだろうと思う。


ゲームの面白みを逆手に取って破壊するのを楽しむという「ノーゲーム・ノーライフ」というラノベもあった。アニメしか見ていないが、きちんとしたレギュレーションがあるのが楽しいゲームを、インチキやチートで勝つみたいな、ほんとにしょうもない作品だった。

まぁそういうのもありかなとは思うけど、現実に存在しているゲームの根幹を破壊しているから、爽快感も何もない。ゲームはルールがあるから成立しているのに、それを壊してゲームだと言い張っている訳のわからなさ。ゲームは規則性があって、その制限の中で苦労して勝ち負けを決めるところに面白みがあって、根源の部分を回避して悦に浸っているのは卑怯者としか言えない。

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