SSブログ

ドライブ・マイ・カーを読んでいなかった? [本]

村上春樹の本は大体読んでいるのに、ドライブマイカーなんて短編あったっけ?と思い返していた。手元の短編集にはなくて、何か読み落としていると思ったら、男のいない女たち、じゃないや、女のいない男たちですね。割と最近に(って言っても2014年ですが…)出ていたようですが、「一人称単数」の方を先に読んでしまったのか。何か読んだ気になっていて、多崎つくると混同していたようです。多崎つくるの方は短編じゃないですけどね。

遅ればせながら買ってきて冒頭を読んだのですが、何か読んだことがある気がしてきた。というのは前書きが書かれていて、まえがきとか、あとがきとか書きたくないんだけど、みたいなことを書いてあるのを読んだことがある気がするからです。その後もペラペラと読んでみたら、短編の一つ「イエスタデイ」が完全に読んだことがある覚えがあった。あまりにも印象的な話だったからだ。

でもドライブマイカーは読んだ覚えがあんまりないんだよな。読んだ気もするし、読んでない気もするし。最近の村上春樹作品は、わりと借りてきて済ませているので、ゆっくりとは読んでいなくて、期日の間に急いで流し読みすることが多い。

ねじまき鳥も1Q84も騎士団長殺しも借りた。その前の(自分の中での)村上春樹ブームでは、お金がなくて古本屋で買っていた。考えればその時も借りて済ませばよかったのだけれど、近くに地域センターで本が借りられるのを知らなかったので、図書館で借りるとしたら長い待ち時間を経て借りないといけなかった。

それと市の図書館間の貸し借りができたので、蔵書の総数が基本的に少ないというのもあった。それに図書館が圧倒的に遠かったので、借りたり返したりが面倒すぎた。そんなわけで、若くて金が無い時はもっぱら古本屋で買っていた。そもそも読むのが遅いので、借りてきている二週間ではびっちり時間を使って読まないと返却期間に間に合わないので、また借りて続きを読むとしても現実的ではない。


女のいない男たちを読んだか読んでないか怪しいところなんだけど、いくつか状況として考えられることがある。

・読んだことがあるけど、ドライブマイカーは覚えてないだけ
・女のいない男たちは読んだことがなく、全集とかで読んだことがあって、そこにドライブ・マイ・カーは出ていなかった。

この二つぐらいかな? 結局、前に買った覚えはないので、どちらにしても借りて読んだことになる。村上春樹にとっては好ましざる読者ではあるのだけれど、今回は買いましたよ。

ドライブ・マイ・カーはそんなに名作だったのかなぁ。とりあえず映画化するくらいで、賞レースにも出てくるくらいだから、そこそこ面白かったはずなんだけど記憶がない。折角買ったので思い出すべく読んでみようと思う。

コメント(0) 
共通テーマ:

コメント 0