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漫画の海賊版サイトについて [本]

漫画村に続いてどこか有名どころのサイトが摘発された。もちろんマンガの海賊版サイトの運営者はマンガの収益方法を破壊し、その上で自分が儲けようとしている点において、刑事的にも民事的にも罰則を受けるべきだが、それを使うやつらの言い分が酷すぎた。

Twitterから流れてきた利用者の言い分を聞くと、金を払わなくていいのに金を払うやつは馬鹿だ的なことを言う人さえいた。まぁ今は利用者は捕まっていないけど、加害者であることは間違いないわけで、それを正当化できる人間は一人もいない。

普通のフィジカルな店で万引きをしたら、捕まってしょっ引かれても仕方ないし、万引きを声高に主張する人はいないだろう。少なくとも万引きは特になるからいいというやつは一人もいないはずだし、万引きをしていることに全くの抵抗感がなかったとしたら社会的な精神障害としか言えない。もはや、一般的な社会で生きていたらいけないレベルだ。そういう人は臭い飯を食うのがよい。そういえば、最近の刑務所は臭い飯なんて食わせないみたいだね。周りの人間の干渉さえなければ、それほど悪い環境ではないようだ。

だけど、海賊版のマンガに関してはいいと思っているやつがいる。やっていることは万引き以外の何者でもないのに、なぜこんなことが起こるのだろうか。それは多分、マンガアプリとかで何冊分無料とかやっているところにもあるのではないかと思う。それは収益上続きを課金してもらうためのサービスでやっているのだけれども、それを若い人はわかっていないところがある。音楽とかもYoutubeで無料でMVを配信とか普通にある。だから、なんでもタダだという頭があるのだろうと思う。

音楽だけど昔はラジオがあった。それは広告で賄われていたわけだし、それを聞いていてもレコードやCDは買っていたわけだ。だけど、リッピングや圧縮音源が使われ出したら、違法なコピーが横行した。それはマンガと同じことだと思う。だけど、ある程度まずいなと思いながらダウンロードしているところはあったと思う。でも、普通にプロモーションのために動画で公式に音楽を上げるところも増え出した。これでは若い人がタダでコンテンツを手にしてもいいんだと思っても仕方ない。

まずいと思うのは、カジュアルに窃盗を犯しているところだ。昔の違法ダウンロードは多少後ろ暗いところがあったかと思うのだが、今はそれがあまりに希薄だ。それもスマホひとつで漫画を簡単に見られるらしいので、スマホを持てれば誰でも犯罪に手を染めることができる。だから軽々しく違法漫画サイトを使わなきゃ馬鹿だみたいなことを言う奴が出てくる。

結局、どうやって世の中でお金が生み出されているかわかっていない馬鹿者が、人を情弱呼ばわりして犯罪を起こしているだけなのだが、物を作ることにどれだけの手間がかかっているかわかっていたらそんなことはしない。ただ罰せられないからやっているということはあるのだろうけど、犯罪に後ろ暗さがなくなったらそれはそれで終わりだろう。

オタクはそういう金周りを知らないものが名乗っちゃいけない気がするし、欲しいものにお金をかけるというのがオタクというものだろうから、根本的にマンガ海賊版サイトを使う人はオタクですらない。

自分が全く著作権などに触れていないコンピュータの使い方をしているかと言えば、多くの人が多少なりともやっている程度にはやっている。だから強くは言えないけど、お金が入ったら実際に買ったりはしている。それが帳消しにされるとは言わないけど、その業界に対して全くのマイナスではないことは確かだ。それとコンテンツとして一般的に市販されていないものに対しては、他に手に入れようがないので仕方なくというところもある。本来ならレーベルが正式に出して欲しいけど、叶わないということはままある。

手に入らなかったものが手に入るようになったりするのはデジタル様様なのではあるが、普通に手に入るものについては問題がない限りは買う。だけど、マンガの海賊版サイトは普通に手に入るのに、それを使わないのも厳しい。提供する側もクソだが、それにハエのようにたかるのもクソだ。

世の中Youtuberみたいな訳のわからない稼ぎ方ができるようになって、常識がおかしくなっているのかもしれないが、間接的にも直接的にも正統的に作ったものにお金を払うというのは当然じゃないかと思う。本来的な製造業などがバカを見るようになってはいけない気がする。稼げればそれでいいというのは、最終的にはその分野を壊してしまうことになる。


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