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SSDがまた安くなってきた。 [ハードウェア]

去年の後半でSSDのチップの値段が少々上がっているという状態から、年を開けてSSD本体の値段が落っこちてきた。去年の後半もチップ自体の値段が上がっている割には、同容量のSSDの価格はそんなに上がっていなかった。iPhoneXとかでは本体価格に転嫁されていたみたいだけど、少なくともSSD単体では上がっても下がってもいない感じはした。

半導体の価格なので、DRAMと同じように乱高下してもおかしくないのだろうけど、HDDほどじゃなかったにせよ価格はわりあいに安定している。半導体のプロセスルールが変わったり、生産量が上がって単価が落ちたりして、値段は安くなるのだろうけど、やっとHDDに対する割高感が無くなって、2.5inchのフォームファクタではOSを入れるドライブとして躊躇われる状態ではなくなった。

480GBのCOLORFUL製のSSDが実質1.2万円で売っていたので、衝動買いをしてしまった。今の状況を見て高い状態に戻ることはないかなとも思っていたが、何となく手元にあれば新しくマシンを組むときにも使えると思って、しなくてもいい先行投資をした。USB2.0のケースに入れて使っているため正直あまり性能が出ているとは思えないのだが、熱もそんなに出ていないみたいだし容量が大きいのはいいことなのだなと実感する。

SSDはHDDに比較して壊れにくいと言うけれども、A-DATAのSSDが保証期間を少し過ぎた一年ちょっとで壊れた。二年だったかもしれないけど、本当に保証期間をほんの少し経った頃壊れた。なんだかソニータイマーみたいだなと思ったけれども、そんなに早く壊れるものなのかとちょっとビビった。今のHDDが結構壊れにくくて、SSDが増えたせいもあってHDDの壊れる率も減った気がする。それを考えるとSSDが壊れにくいってのは単に物理的に損傷しにくいだけであって、電気的に壊れるのは同じ程度なのだろうと感じた。

SSDの壊れたかたが一気に全部読めなくなったので、読み過ぎ書き過ぎで記録する部分が壊れたとは思えない。なのでコントローラーが壊れたんじゃないかと思ったのだが、結構熱が出るようなので処理がそれなりに重いのだろうなと。HDDもヘッドが壊れることも多いのだけれど、それも熱でやられることが多いと読んだことがある。

ともあれ、A-DATAのSSDはそんなに熱がたまるような場所に付けていたわけではないと思うので、単なるコントローラーチップがあまり耐久性がなかったという事なのだろう。しかし、記憶する本体が壊れていないのに、制御する部分が壊れて読めないというのはちょっとひどい話ではないだろうか。まともなメーカーだとコントローラーに放熱シートが貼られているようなので、実際熱でそこから壊れることも多いんだろうなと思わざるを得ない。

まぁ何にしても壊れやすい傾向はあっても壊れないことはない、というのがパソコンのパーツじゃなかろうか。そもそもそれほど長い寿命を前提として作っていることが少ない気がする。わざと壊れるように作ることはなくても壊れやすいものをそのままにしているところはあると思う。


ともあれ、SSDもM2のフォームファクタなどでは大容量ともなるとそこそこの値段がする。そういう流れもあって2.5inchドライブを積まないノートなどは、容量が128とか256GBになっていて、500GB級のものに関しては今でも高い。まだSSDが少し高かったころの尾を引いている可能性もあるので、大容量のものの大幅な値下げは断行されないだろう。

というか、そこまで薄型ノートが欲しいとは思わないのだが、世の中はSSDの容量と値段を無視して作っている傾向がある。まぁ薄型化への影響はMacBook Airからずっとなんだろうけど、UltrabookがWindowsで出ていた頃は大嫌いだった。本体が薄めなだけでメモリは積めないし、CPUも速いとは言えなかったし、薄いと言ってもMBAirほどじゃなく妥協が多くて我慢ならなかった。

僕が好きなのは13インチぐらいのノートなのだけれど、大体モバイルの一番でかい部類であると言っていい。それ以上の15インチくらいになると据え置いて使うパソコンというカテゴリになるので、膝に置いて使うという大きさではなくなってしまう。片手で持って取り廻すには少し大きすぎ重すぎる。持って歩きたいわけではないのだが、膝の上で扱うにはある程度コンパクトでないと使いづらい。最近の傾向として2in1のものが多くて、タッチパネルとかいらねーんだよなという事になってしまう。

そんなわけで肩身の狭い大きさのパソコンとなってしまっている。スペックと値段的には15インチでいいのだけれど、大きさが15インチではどうにも普段使いがきつくなる。その前はフルHDですらないパネルにウンザリし通しだったが、やっとみんながFHD以上になった今でも値段とその他のスペックが合わないことも多くて買いそびれてしまっている。金に糸目をつけなければいつでも買えるのだが、高く買ってもなんかうれしくはないんだよね。

高いパソコンを買ったらスペックが長持ちするのはわかっている。だけど割高感があるノートなんかはうれしくない。ノートだとあまりパーツの入れ替えもできないので、買った時の状況だとかで大きく寿命が変わるのも踏み切れない大きな理由になっている。TDPの低いCPUのコア数が変わった今、買い時ではあったのだけれども、正直SSDの容量が普通に使っていて足りるのかなという大きさだったりする。

この先ノートパソコンなんて売れない製品になっていくのだろうけど、一定の需要はあるだろうから細々と売られていくのだろうけど、今までのようなバリエーションは望めないのだろうな。少なくともSSDの値段が足を引っ張ることにはならなくなるだろうことを祈る。

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