オープンソースなデータベースのカンファレンスに行ってきた。 [ソフトウェア]
LPIがやっている新しい資格の説明会に行ってきました。「OSS-DB Exam Silver 技術解説無料セミナー」ってやつです。
東京のど真ん中まで、田舎からノソノソとやってきました。ちょっと前も青山まで出てきたんだけど、ドアツードアで3時間弱っていうのは遠い。市ヶ谷まで行ってた時は、女の子にほぼ旅ですねと言われ苦笑い。結局、仕事関連になると東京に出ざるを得ないんですよね。大抵は神奈川県内でカタがついてしまうのですが、IT関連とはいえ東京という縛りは大きいです。
飯田橋来るのは久しぶりでしたが、やっぱり仕事でもないと用事のないところだよなぁ。十分時間の余裕を持って、地下鉄の順路も確認して行ったのですが、到着時にはぴったり受付が始まっていました。それにしても、地下二階って何でまたそんなところに、って感じなのですが、それなりに大きな講堂で講義するところがちょっとした舞台っぽくなっていました。
講義の内容ですが、データベースとは何ぞやというところから始まって、ポスグレのインスコ法からのSQL、運用方法と、最後に試験対策情報、という感じでした。
正直、そんなに難しいことはやってないので、行くまでのことなのか、と思うところもありましたが、なんとなく気になっていたことも少しすっきりしました。そんなところを列挙していきます。
・OSSなDBは1995年あたりからあるみたい
・ライセンスは色々で、MySQLがGPLで、PostgreSQLはBSD系?
・MySQLは外国でシェアが大きいらしい。日本はライセンスでGPLを嫌う傾向があり、日本ではポスグレも多い。>ソースからいじれるほど大したプログラマなんてそんなに居そうもないのに杞憂だな
・ライセンスコストを減らすため、OSS-DBへの移行が増えているらしい。それだけ機能が必要十分になってきてる
・DBでもSQLの方言とかがあるので、他のDBを学ぶときは差分に気をつけて勉強する
・国家試験のDB何とかとかあるけど、あれは一般論なので現場で使える技術じゃない。今回の試験やオラクルとっておけ。
・当試験のSilverは基礎レベルで、データベースの導入から開発、運用までできる知識で、Goldはトラブルシューティングやパフォーマンスチューニングなど高度な技術で、対応策を提案できる知識を問う。
・OSS-DB Exam Silverは一般知識10問、運用管理25問、開発関連が15問出るらしい。
・PostgreSQL9.0のみがDBのターゲットで、OSの違いが出るものに対しては問わない傾向。どうしても差異がある場合はLinuxでの状況を使う
・勉強する環境はぶっ壊しても良いように、仮想環境を使うことを推奨。実際に動かして知ることが多いので座学だけじゃ無理。
・ポスグレのインストールは、ワンクリックインストーラや、ソフトウェアパッケージがあるけど、どうせならソースからやれ <依存関係とか入れまくらないといけないのでヤダ
・インストール方法によって、パスとか設定が全然違う(そもそも任意の設定だし)
・SQLの表や列で日本語が使えるけど、一般的には望ましくないらしい <そぉいや、RailsもASCII以外の設定は禁止になってたっけ
・SQL文では、クォーテーションで囲まれた文字列以外は、大文字小文字は関係ない。
・select文はデータベース内での順序で出力されるので、出力はソートされたりしてない(順がめちゃくちゃ)。
・insert, update, deleteではデフォルトで即実行。OracleとかDB2だとコミットしないとダメ(SQLServerも?)
・psqlとか使ったことないので、全部知らなかった。RailsだとSQL文すら書かなくていいが、そのうちやっておこう
・設定はinitdb, pg_ctl, createdbコマンドで。設定ファイルはpostgresql.confとpg_hba.confを使えばいい。
・ユーザー権限管理は面倒そう。createuserでユーザを作って、権限はSQLのGRANT/REVOKEを使う。
・バックアップはOSのコマンドでDBのファイルをバックアップしてもダメで、メモリ上の情報が足りてない。
・pg_dumpでバックアップを取る。pg_dumpallで全体をバックアップ。
・誤操作でデータが消えても、PITRでリカバる事が出来る。
・psqlの¥copyコマンドでcsvとかで入出力可能。>って今時でもCSVとかなのね。
こんな感じですかね。テキストとカブった部分が多いのは勘弁してです。
MySQLもGUIで見ちゃったりしているので、正直SQLの使い方が全然ダメです。そして、Railsなんて使っているから、Rubyはある程度使えるようになったものの、これもまたSQLが出てこないレベルしか使ってないのでダメダメです。DBを扱うに於いてSQLなしでなんて無理だと思ってましたが、案外フレームワークを使っちゃうと、わりと細かい部分をやらないうちはSQLなしで行けちゃうものです。
それと試験がPostgreSQLに特化していますが、これからはMySQLがOracleにヤラレル可能性が大なので、ポスグレへの移行が多くなりそうな気がします。商用からと、MySQLからの移行組を含めると、恐らく日本のOSS-DBの使用率はどんどん高くなりそうです。
時流がそういう事になっているようなので、自分もMySQLからPostgreSQLに移行する事にしました。ただ、DBを作る時に指定するだけなので、後はRailsのActiveRecordだかで隠蔽してもらいましょうかね。
あ、メールが来ていて概要と資料はこんな感じ。
・試験範囲と概要
Silver)http://www.oss-db.jp/m/outline/silver.shtml
Gold) http://www.oss-db.jp/m/outline/gold.shtml
・出題範囲
Silver)http://www.oss-db.jp/m/outline/examarea.shtml#01
Gold) http://www.oss-db.jp/m/outline/examarea.shtml#02
http://www.oss-db.jp/news/event/pdf/20110725_01.pdf
って書いちゃってもいいよね(むしろ宣伝してるようなものだし)。
東京のど真ん中まで、田舎からノソノソとやってきました。ちょっと前も青山まで出てきたんだけど、ドアツードアで3時間弱っていうのは遠い。市ヶ谷まで行ってた時は、女の子にほぼ旅ですねと言われ苦笑い。結局、仕事関連になると東京に出ざるを得ないんですよね。大抵は神奈川県内でカタがついてしまうのですが、IT関連とはいえ東京という縛りは大きいです。
飯田橋来るのは久しぶりでしたが、やっぱり仕事でもないと用事のないところだよなぁ。十分時間の余裕を持って、地下鉄の順路も確認して行ったのですが、到着時にはぴったり受付が始まっていました。それにしても、地下二階って何でまたそんなところに、って感じなのですが、それなりに大きな講堂で講義するところがちょっとした舞台っぽくなっていました。
講義の内容ですが、データベースとは何ぞやというところから始まって、ポスグレのインスコ法からのSQL、運用方法と、最後に試験対策情報、という感じでした。
正直、そんなに難しいことはやってないので、行くまでのことなのか、と思うところもありましたが、なんとなく気になっていたことも少しすっきりしました。そんなところを列挙していきます。
・OSSなDBは1995年あたりからあるみたい
・ライセンスは色々で、MySQLがGPLで、PostgreSQLはBSD系?
・MySQLは外国でシェアが大きいらしい。日本はライセンスでGPLを嫌う傾向があり、日本ではポスグレも多い。>ソースからいじれるほど大したプログラマなんてそんなに居そうもないのに杞憂だな
・ライセンスコストを減らすため、OSS-DBへの移行が増えているらしい。それだけ機能が必要十分になってきてる
・DBでもSQLの方言とかがあるので、他のDBを学ぶときは差分に気をつけて勉強する
・国家試験のDB何とかとかあるけど、あれは一般論なので現場で使える技術じゃない。今回の試験やオラクルとっておけ。
・当試験のSilverは基礎レベルで、データベースの導入から開発、運用までできる知識で、Goldはトラブルシューティングやパフォーマンスチューニングなど高度な技術で、対応策を提案できる知識を問う。
・OSS-DB Exam Silverは一般知識10問、運用管理25問、開発関連が15問出るらしい。
・PostgreSQL9.0のみがDBのターゲットで、OSの違いが出るものに対しては問わない傾向。どうしても差異がある場合はLinuxでの状況を使う
・勉強する環境はぶっ壊しても良いように、仮想環境を使うことを推奨。実際に動かして知ることが多いので座学だけじゃ無理。
・ポスグレのインストールは、ワンクリックインストーラや、ソフトウェアパッケージがあるけど、どうせならソースからやれ <依存関係とか入れまくらないといけないのでヤダ
・インストール方法によって、パスとか設定が全然違う(そもそも任意の設定だし)
・SQLの表や列で日本語が使えるけど、一般的には望ましくないらしい <そぉいや、RailsもASCII以外の設定は禁止になってたっけ
・SQL文では、クォーテーションで囲まれた文字列以外は、大文字小文字は関係ない。
・select文はデータベース内での順序で出力されるので、出力はソートされたりしてない(順がめちゃくちゃ)。
・insert, update, deleteではデフォルトで即実行。OracleとかDB2だとコミットしないとダメ(SQLServerも?)
・psqlとか使ったことないので、全部知らなかった。RailsだとSQL文すら書かなくていいが、そのうちやっておこう
・設定はinitdb, pg_ctl, createdbコマンドで。設定ファイルはpostgresql.confとpg_hba.confを使えばいい。
・ユーザー権限管理は面倒そう。createuserでユーザを作って、権限はSQLのGRANT/REVOKEを使う。
・バックアップはOSのコマンドでDBのファイルをバックアップしてもダメで、メモリ上の情報が足りてない。
・pg_dumpでバックアップを取る。pg_dumpallで全体をバックアップ。
・誤操作でデータが消えても、PITRでリカバる事が出来る。
・psqlの¥copyコマンドでcsvとかで入出力可能。>って今時でもCSVとかなのね。
こんな感じですかね。テキストとカブった部分が多いのは勘弁してです。
MySQLもGUIで見ちゃったりしているので、正直SQLの使い方が全然ダメです。そして、Railsなんて使っているから、Rubyはある程度使えるようになったものの、これもまたSQLが出てこないレベルしか使ってないのでダメダメです。DBを扱うに於いてSQLなしでなんて無理だと思ってましたが、案外フレームワークを使っちゃうと、わりと細かい部分をやらないうちはSQLなしで行けちゃうものです。
それと試験がPostgreSQLに特化していますが、これからはMySQLがOracleにヤラレル可能性が大なので、ポスグレへの移行が多くなりそうな気がします。商用からと、MySQLからの移行組を含めると、恐らく日本のOSS-DBの使用率はどんどん高くなりそうです。
時流がそういう事になっているようなので、自分もMySQLからPostgreSQLに移行する事にしました。ただ、DBを作る時に指定するだけなので、後はRailsのActiveRecordだかで隠蔽してもらいましょうかね。
あ、メールが来ていて概要と資料はこんな感じ。
・試験範囲と概要
Silver)http://www.oss-db.jp/m/outline/silver.shtml
Gold) http://www.oss-db.jp/m/outline/gold.shtml
・出題範囲
Silver)http://www.oss-db.jp/m/outline/examarea.shtml#01
Gold) http://www.oss-db.jp/m/outline/examarea.shtml#02
http://www.oss-db.jp/news/event/pdf/20110725_01.pdf
って書いちゃってもいいよね(むしろ宣伝してるようなものだし)。
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