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オルタナティブ談義3 Pearl Jam [音楽]

前回はNirvanaだったので、今度はPearl Jamで行きますかね。パール・ジャムはニルバーナほど思い入れはない。だけど、米国的な盛り上がりとしてはPearl Jamの方がすごかった気もする。玄人もニュービーも取り込んでいた感じ。

日本ではオルタナティブに乗れず、HR/HMに固執している人が多かった印象がある。あくまで印象だけれども、既存のものにへばりつく残存勢力というか保守勢力はどこでもいつにでもあるものだ。それが悪いとは言わないけど、新しいものを知った上でのことだといいんだが、大体は少しかじっただけで拒否反応を起こしてしまうのよね。

 

前回は『Jeremy』を紹介しました。ビデオクリップ(今ではMVとかPVとか言うけれども)は非常に印象的で、アメリカの銃社会的にも影響を与えたものだと思う。そういう社会現象とも関係してPearl Jamを大バンドに押し上げていったわけですが、次のビデオはそれとは反対を行くそっけないものになっていました。あまりの反響にビビったのかもしれませんね。次はどんなビデオクリップを作ってくるんだ?みたいな期待値にも答えなくてはならないから、あえて映像がどうでも良いビデオを作ったのかもしれません。



当時見た印象はなかったので、当時は作らなかったのかもしれない。当時でもどうでもいいと思われていたもの以外は必ずと言っていいほどビデオクリップを作っていたので、ビデオクリップを軽視するのは考え的にもオルタナティブという本来の意味合いとしては合っていたのかもしれない。

オルタナティブっぽい曲として、あとPearl Jamっぽい曲として挙げられるのが『Even flow』。



サビのうねりがオルタナティブっぽくて代表的な曲としてもいいかもしれない。全体的に元気なロックテイストだけど、世紀末をイメージさせるようなダークな感じがある。何度も聞きたいとは思わないけど、たまに聞くとやはり良さを感じます。

ヘッドバンギングをすることもあって、既存のHR/HM寄りの様子も見られます。やはり過渡期ではあったんだよな。

いくつかのアルバムの曲を平均的に取るとしておすすめなのは、『spin the black circle』。一般的なロックチューンとして自分の中では評価が高い。こういう勢いだけみたいなのは、売れるように作るのが難しい気がする。疾走感がいい感じ。だけど正直このアルバムは他に聞きどころがあまりない。



Pearl Jamならもっといいものがあるだろ、という人もいるかも知れないが、売れてキャッチーなのはこんなもんか。Nirvanaほど突っ込んで聞いていないので、正直詳しいかと言われると辛いところなのだが、うるさ方のあなたにも納得する曲を最後に紹介します。『I got Id』は当時限定発売じゃなかったっけかな? 忘れた。元々そういうものがアメリカから輸出されることも少ないだろうから、実物を手にしている人も少ないんじゃなかろうか。




そういえば、Pearl Jamのヤンコビックカバーってないよなと思ったら、明らかに茶化した物がありました。元ネタとか茶化しているネタがわからないのだけれど、標的にされている事自体は間違いない… これは元ネタになる曲がなさそうなんだよなぁ。なんとかのパロディとか書いてあるのが見つからない。



ということで、オルタナティブ・ロックの二大巨塔のひとつ、Pearl Jamでした。NirvanaとPearl Jamを紹介したから後はやりたい放題できるなw とは言えNirvanaは一曲しか紹介できていないけどな。

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