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図書館について [本]

しばらく図書館を使っていないなぁとちょっと思った。一時期は時間を持て余して、図書館とか地域センターの図書室に通い詰めていたこともあったけど、仕事が忙しくなってからとんと足が遠のいている。

 
まず本を読む時間がない。マンガを読むのにも時間がかかる人間なので、なかなか活字が読めない。ネットニュースとかは読んでいるけど、小説などの本は全然読めてない。会社で購読している雑誌には少し目を通すのだが、それも仕事の時間中に読んでいるわけにもいかないし、なんだか矛盾を感じる。いつ読むために買ってんねんw。

大学がなぜか図書館情報大学と通じていて、そこの先生が来て司書資格のための授業をやっていた。司書にはちょっと興味があったので、大学の夏休みなどに行ってみたのだが、本来の学部の授業よりか面白かった。というか、研究ばっかで授業が片手間な人の多いこと。基本的に必須で教職の授業を受けたわけでもないので、教える方法を学んだとは言い難い人はいたな。その点、外部講師はわりと人を引き付ける力はあったみたいだ。

司書資格なんて取ったところで何の肥やしにもならないのだけれども、大学の論文を書く時には非常に役に立った。バカな先輩のおかげで、実験場の荒廃がひどく、無菌の実験体を他の人に引き渡して、調査論文に切り換えた。それはそれで面白かったんだけど、長年謎とされたフロリゲンは卒業してから10年もたたないうちに解明されてしまった。一部の植物という条件付きだけど、それが論文に出されてから数年間後で知った。それもEテレのサイエンス0で、ミニコーナーでやっていてちょっと痛かった。


図書館はそんなに好きじゃない。そもそも読むのがそんなに早くないから、借りても読み終わるのはそこそこ面白いときじゃないと読み切れない。でも、買おうとすると厳しいので、やはり借りないといけないものは出てくる。買うほどじゃないけど、一回は読んでおきたいという本ってありますよね。そういうのには図書館の真価を発揮するわけだけど、大体の本ってのは何度も読み返そうと思うものってのはなかなかないんだよね。マンガとかならまだしも、何度も読むってのは相当気に入らなければそうそうない。

そして、何度も読もうと思う気持ちは年とともに減っていく。何回か読んでいるうちに価値を失うこともある。技術書とかは陳腐化して読み返すことは少ないし、逆にノスタルジーで見返したりもする。そういや図書館で本を探していたら、IT系の本で20年前くらいの本が出てきたな。さすがにこの業界で20年前となると使い物にならないかもしれない。使えるのはGNU系のツールくらいかもしれない。


図書館司書資格なんて、公務員がイヤイヤ配属されてから取るぐらいのもので、取ったから図書館司書になれるというわけではない。司書になるというのは結構狭き門らしく、まず公務員にならないといけないか、私立の図書館に入るぐらいしかない。私立の図書館なんて企業の図書館が少しだけあるくらいだから、ダイレクトに司書がやりたくて生粋の司書になるということが少ないらしい。

だから、司書の講座を受けているとき、司書になるのは結構厳しいよと初めから言われていました。授業のしょっぱらからそういうことを言う先生もそうだけど、でも無駄に夢を見るよりかは良いのかな。先生は地元の図書館情報大学よりか、出張に来ているこの大学の方が司書が多いって言っていたけど、なるには結構モチベーションが必要らしい。

司書と名前がついているので一番多いのが司書教諭じゃないかと言われていたが、学校に一人はいたから確かにそこそこの人数ではあったのかもしれない。高校の時の司書教諭の先生が結構綺麗な人だったので、暇を見つけては図書委員の友達と遊びに行っていたけど、あんまり入り浸れると困っちゃうと半泣きされたので通うのをやめた。というか、もう合併統廃合になったあの高校は汚いまま名前を変えて存在しているけれども、ちょいちょいキレイな先生がいたんだよね。生徒と先生が結婚したり、かなりユルい高校であった。


本は嫌いじゃない。だけど、当たり外れがあってそれが読み切るまでわかりづらいってのがキツい。読むのが遅いからハズレの本を読むとダメージがでかい。だからあんまり読まなかったんだけど、大きくなって暇ができてからは結構読んだな。本当は映画にでもなって二時間以内で見て終わりにしたいんだけど、本は本で違うからなぁ。

それと本は技術書がほとんどだった。結構高い割には積読だったりすることが多いので、非常にコストパフォーマンスが悪い。なので最近はもっぱらWebで情報集めすることが多い。でも、本は本でいいんだよなぁ。良書には発見が多いし。

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