日揮の派遣社員について [徒然]
アルジェリアの日揮社員が人質になって、10人あまりが犠牲になった。連日、テレビでニュースになっていたので、かなり食傷気味であるのは否めず、事件初期を見た以外は、テレビ自体をあまり見ていなかった。ここのところ、ちょっと個人的には忙しかったし。またイスラム教過激派の暴挙かとウンザリしたが、フランス絡みの空爆などの一連の流れから、BPの油田に特攻をかけたらしい。イスラム過激派的には、死ね白人共とかいう気持ちなのかもしれないけど、こっちは同じ資本社会ながらも、社会構造も違うゴリゴリのアジア人なのである。
イスラム以外はみんな敵というのは、余りにも自分を追いつめているってことを彼らは全く分かっていない。往々にして、良く起こりうる宗教の信者の精神構造だ。日本だったら、普通の行動をとって迷惑をかけなければ、どんな宗教だってその人の信条なんだから仕方ないよね、と思うのだが、サリン事件を起こしたような狂信者達は日本にも存在した。他の新興宗教はそこまで派手に行かなくても、宗教法人に財産没収されて、引くに引けない事情もある人も少なくないんだろうなと思う。
それにしてもテレビを見ていて、何であんなにも情報が錯綜していたのだろうと思った。確かに日本から直行便がないような（あったらごめん）国の情報なんて、元々ニュースソースとしてほとんどないも同然なんだろう。正直、今回の事件がなかったら、アルジェリアとナイジェリアの場所の違いさえ分からなかった。とはいえ、今はWebがあるので、情報を送ったり探したりするのは格段に上がっていて、初期の段階は未確認情報でも取り上げていた事もあって、情報が二転三転というか、何が正しいのか分からない状態だったと思う。
ここから本題。日揮社員が人質になったと言っていたが、その中には正社員じゃない人もいたって事にはびっくりした。海外に行くのに派遣社員を使う会社なのである。普通はそんな大事な仕事は正社員しか行かないのが普通だろう。しかし、自分が就活をしていた時にそれを匂わす事があった。就活をしている時に、日揮の関係会社に行った事があったのだが、選考が進んで切られる直前に、人事の人間がとんでもない事を言っていた。それは、「何で正社員になりたがるんだろう。派遣ならいくらでも仕事があるのに」的な事をつぶやいていたのである。正社員のお前が言うなよ、とツッコミを入れるところだったが、一応社会人だろうと思うのでそこは踏みとどまった。
人事がそんな事言ってる時点でその会社はアウトだと思うんですけど、マンパワーが必要な時は普通に外部の人間を使う会社みたいだ。その仕事に応募した時は、話が進むと英語力を気にしてきて、結局、安い外人の上に立ってSEしろって事になっていたようだ。技術職で応募したのに、日本の英語教育で得られる英語力なんて、メールでやり取りするくらいだよ、会話なんて会社で金出してくれなきゃいけないよ、という状態でした。そんな大層な英語話せてたら、IBMの子会社の引き抜きに気楽に応じてたよ。そんなこんなで、最後の方にお前なんて派遣で十分、発言をされたわけだが、そもそもITもできて英語もバリバリできる人間は、日揮の関連会社なんて入らないよ。そういう仕事なの、細かく話されないと分からないもん。
結局、日揮と関係会社はゴリゴリの技術系の会社ではなく、海外から、または海外へ仕事を流す会社で、どっちかというと商社に近い会社なんだなと、今回の事件ではっきり分かった。人材がいないから、海外の重要な仕事でさえ派遣社員にまかせる会社なのだ。商社ならそれが今は当たり前なのかなぁ。そういう事より技術に浸っていたいと考えるから、ミスマッチで人事にひどい事も言われちゃうんだよね。でも、おいらは大して悪い事してないよ。日揮が社員に求めるハードルが高すぎるだけなんじゃないかな。仮に入れても、技術はなんとかなっても、外人と英語でつまづいていたよね。相手も英語ネイティブじゃないんだもん…。
そんな日本人の生存の有無ばっかりが取沙汰される間に、シリアでは人が100人単位で亡くなっていたようだ。
http://www.cnn.co.jp/world/35027306.html
ん〜、池上さんが越境する難民のために、人が動いた先の地域で、その土地に元々住んでいた人も潤うような、そこの地域で使えるお食事券みたいなのを配給して、難民との軋轢を防ぐなんて話をしていたけど、それも一部だけなのかな。食べ慣れない食事をトップダウンで配るより、地元で使う食材を提供して、自分達で調理してちょっと和む、なんて話もごく限られた一部の話なのかもしれない。
もうちょっと世界がギリギリなところで生活する人が少なくて、ちょっと貧乏でもいいから、もうちょっと余裕を持って生きられる社会はどこかにあるんだろうか。少なくとも日本ではそうはなってない気がするんだが。自己責任が何とかと言うバカ評論家がいたけど、大体の状況に於いて社会構造以上の力を発揮できないんだよ、人間は。そこまで猛進するほど強い人間は、結局戦争とかするし。ユルい仕事をする人（しかもそれを人に後に押し付ける輩）は大嫌いだが、ユルい生活をしている人は好き。
イスラム以外はみんな敵というのは、余りにも自分を追いつめているってことを彼らは全く分かっていない。往々にして、良く起こりうる宗教の信者の精神構造だ。日本だったら、普通の行動をとって迷惑をかけなければ、どんな宗教だってその人の信条なんだから仕方ないよね、と思うのだが、サリン事件を起こしたような狂信者達は日本にも存在した。他の新興宗教はそこまで派手に行かなくても、宗教法人に財産没収されて、引くに引けない事情もある人も少なくないんだろうなと思う。
それにしてもテレビを見ていて、何であんなにも情報が錯綜していたのだろうと思った。確かに日本から直行便がないような（あったらごめん）国の情報なんて、元々ニュースソースとしてほとんどないも同然なんだろう。正直、今回の事件がなかったら、アルジェリアとナイジェリアの場所の違いさえ分からなかった。とはいえ、今はWebがあるので、情報を送ったり探したりするのは格段に上がっていて、初期の段階は未確認情報でも取り上げていた事もあって、情報が二転三転というか、何が正しいのか分からない状態だったと思う。
ここから本題。日揮社員が人質になったと言っていたが、その中には正社員じゃない人もいたって事にはびっくりした。海外に行くのに派遣社員を使う会社なのである。普通はそんな大事な仕事は正社員しか行かないのが普通だろう。しかし、自分が就活をしていた時にそれを匂わす事があった。就活をしている時に、日揮の関係会社に行った事があったのだが、選考が進んで切られる直前に、人事の人間がとんでもない事を言っていた。それは、「何で正社員になりたがるんだろう。派遣ならいくらでも仕事があるのに」的な事をつぶやいていたのである。正社員のお前が言うなよ、とツッコミを入れるところだったが、一応社会人だろうと思うのでそこは踏みとどまった。
人事がそんな事言ってる時点でその会社はアウトだと思うんですけど、マンパワーが必要な時は普通に外部の人間を使う会社みたいだ。その仕事に応募した時は、話が進むと英語力を気にしてきて、結局、安い外人の上に立ってSEしろって事になっていたようだ。技術職で応募したのに、日本の英語教育で得られる英語力なんて、メールでやり取りするくらいだよ、会話なんて会社で金出してくれなきゃいけないよ、という状態でした。そんな大層な英語話せてたら、IBMの子会社の引き抜きに気楽に応じてたよ。そんなこんなで、最後の方にお前なんて派遣で十分、発言をされたわけだが、そもそもITもできて英語もバリバリできる人間は、日揮の関連会社なんて入らないよ。そういう仕事なの、細かく話されないと分からないもん。
結局、日揮と関係会社はゴリゴリの技術系の会社ではなく、海外から、または海外へ仕事を流す会社で、どっちかというと商社に近い会社なんだなと、今回の事件ではっきり分かった。人材がいないから、海外の重要な仕事でさえ派遣社員にまかせる会社なのだ。商社ならそれが今は当たり前なのかなぁ。そういう事より技術に浸っていたいと考えるから、ミスマッチで人事にひどい事も言われちゃうんだよね。でも、おいらは大して悪い事してないよ。日揮が社員に求めるハードルが高すぎるだけなんじゃないかな。仮に入れても、技術はなんとかなっても、外人と英語でつまづいていたよね。相手も英語ネイティブじゃないんだもん…。
そんな日本人の生存の有無ばっかりが取沙汰される間に、シリアでは人が100人単位で亡くなっていたようだ。
http://www.cnn.co.jp/world/35027306.html
ん〜、池上さんが越境する難民のために、人が動いた先の地域で、その土地に元々住んでいた人も潤うような、そこの地域で使えるお食事券みたいなのを配給して、難民との軋轢を防ぐなんて話をしていたけど、それも一部だけなのかな。食べ慣れない食事をトップダウンで配るより、地元で使う食材を提供して、自分達で調理してちょっと和む、なんて話もごく限られた一部の話なのかもしれない。
もうちょっと世界がギリギリなところで生活する人が少なくて、ちょっと貧乏でもいいから、もうちょっと余裕を持って生きられる社会はどこかにあるんだろうか。少なくとも日本ではそうはなってない気がするんだが。自己責任が何とかと言うバカ評論家がいたけど、大体の状況に於いて社会構造以上の力を発揮できないんだよ、人間は。そこまで猛進するほど強い人間は、結局戦争とかするし。ユルい仕事をする人（しかもそれを人に後に押し付ける輩）は大嫌いだが、ユルい生活をしている人は好き。
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