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やはり他人事なのかな。 [徒然]

3.11でテレビやラジオでは盛んに防災のことをやっている。大震災から10年という事で区切りの年となったようで、当時子供だった人がもう成人していたりするのを見ていた。

あまりに被災者に心情移入してしまうと本気で潰されてしまうので、そこまで親身に思ったりすることはないのだが、明日は我が身かもしれないので、他人のことをそこまで気遣っている場合ではないのかもしれない。

ただ他人事であるという事で、そこまで深刻に考えないで生きられることはあるのかもしれないなとは思う。防災を考えて備える時はいいにしても、始終地震のことを考えて生きるのはつらい。実際、余震で不安に思っている人はたくさんいて、忘れようにも忘れられなかったりする。

日本は災害が多いから、昔のことをしっかり覚えているなんてことは精神的にきつ過ぎて耐えきれない。忘れるから先に進めるという事はあるのだと思うし、災害から何も学ばないと悲劇を繰り返すだけである。ただバランスよく忘れたり思い出したりなんて人間は便利にできていない。

家が壊れるとか、物理的な破壊は大きいだろうけども、人の精神を破壊するのも大きいだろうなと感じてしまう。家は津波の来ない場所に建て替えればいいけど、壊された精神は容易に戻るものではない(人によるとは思うが)。

ただでさえ、精神的に破壊され気味なのに、大災害が来て大きなストレスやプレッシャーがかかるのは考えたくもない。もしそれ前提で生きろというなら、それは今よりも困難であると言える。自死するいい機会になってしまうのは目に見えている。

社会にある問題ごとをたくさん受け止めて生きるとしたらかなりしんどいことです。ある意味、他人事だからやっていけるところもあります。ただ、それはそれとして同じような目に合わないようにできるのも事実です。人が生きている限りは問題は発生するのだから、それに対処していくほかないのでしょう。わかっているけれどもつらいよなぁ。

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