おじさんの女子力。

緑内障の目薬を使うようになってから、まつげが伸びてきて女子力が高まってしまった。困ったことにまつ毛が抜けてもいないのにまぶたに入ることが多くなった。

初めは目がゴロゴロずっとするので、まぶたの裏に毛でも生えたのかなと思ったら、目の外に生えている毛がまぶたの裏に入り込んでいた。緑内障の目薬でまつ毛が太くなったり伸びたりするという副作用があるという話は聞いていたのだが、ここまで来るとは思っていなかった。

目の周りが黒くなるという話もあったのだが、それはそれほど感じていない。少なくとも美白にはなってはいないものの、黒ずんでいるなと感じるほどではない。まぁアイシャドウというものがあるくらいだから、ある程度暗くなっても大丈夫な気はするけれども。

目薬は定期的にさしているわけだが、みんなみんなできているとは限らないみたいだ。僕よりも少し年配の人が視野が欠けてきちゃっているのに目薬をきちんとしていないので、目に穴を開ける手術をするみたいだったのだが、その手術の番が回ってくるまで悪化しないように目薬を差さないといけないみたいだったが、やっていないようだった。目医者でそんな話が聞こえてきたのだった。

僕は死に至る病気で薬を死ぬまで飲み続けなければならないから、目薬をするのも習慣にして何とか朝夕の片方は必ずやっている。朝夕ともやるべきなのだが、朝遅く起きたときとか、夕方寝て夜までつながってしまったときとかは、片方しかできないことも少なくない。でも、元々は夕方のみの点眼だったので、どちらか忘れてもそれほどはダメージは出ないだろう。そもそも眼圧ってそこまで急激に下がったり上がったりしないだろうから。