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Windowsはもういらないと主治医が言ってた。 [ソフトウェア]

パソコンが嫌いとか、Macにするぜとか、そういうんじゃなく、XP程度ですでに機能が足りていて新しいOSがいらないって話。僕の意見じゃなくて医者が言ってた話。

それまではOS再起動どころか、OSをクリーンインストールし直すとか普通にあった。その割にはバックアップ技術が発達しなくて、OS付属のバックアップソフトを使っている人は見たことがない。友達が会社で使っているという話を聞いたことはあるんだけど、それだって問題があるからそれを避けて使わないとダメとかいう体たらくぶり。Macだと結構楽にバックアップ取れる上に、バージョニングシステムみたいなことも出来たりするしねぇ。マイクロソフトは何やってるんだかって感じ。

 
まぁ、そのおかげで仕事もできていたとも言えるわけで、それが面倒なのか金を儲けるポイントとなるかは難しいところだけど、NT4.0をテープバックアップするのなんかは、テープベンダーのソフトを使っていた気がする。誰もMSなんか信用していないのが見え見えだわ。

確かにWindows2000あたりから、OSが不安定だからOSそのものをハードディスクに入れ直すとかはほとんどしなくなった気がする。結構、LinuxのLiveCDでファイルを助けるとかした覚えがあったけど、正直Windows9xが終わった後はほぼ必要がなくなったと思う。まぁメインストリームにNT系が入ってきたというか、NTがメインになったので当然のことかな。NT4.0まではどうしてもドライバやソフトの対応を考えると、9x系を捨てることができなかった。そういう基本性能から言うと、確かに進化していないように見えてしまうのも仕方ないところだ。

とはいえ、新規にお金を払わない顧客相手にXPをこれ以上延命する意味は殆ど無いし、主治医が言うようにXPから使い方変わっていないから、新しいOSを出されても何の意味もないというのも分かる。XPはさんざんサポート期限を延長していたので、これまで良くやったよと思う。でも、そもそもがネットブックに入れられる軽いOSがなかったから、無駄に延長しただけなんだけど、Windows7でも重すぎるという状況ではあるんだけどね。処理はそれほど重くなくても、使用するメモリの量はかなり上がったのは間違いない。

SSDが流行った理由だって、OSの立ち上がりを速くするという一面があったからだと思う。というか、それぐらいしか速度を味わえる不揮発メモリを酷使する作業がないといえばその通りだけど、時期的にもWindows7がSSDをサポートするOSとなったのはそんなに前の話じゃなかったはず。だから、自作している人も、Vistaスキップしたけど7は入れるか、というモチベーションになった。




Vistaはグラフィック関係が重すぎたんだよね。それを改善して7ができたわけだし、やっぱり黒歴史の一部ではあるのだろう。OSのバージョンが上がった時に、必ずと言っていいほど以前のハードじゃ最低条件が高すぎるとか、メモリを食い過ぎるとか文句は出る。それは当然だと思うよね。チープなハードにはそれなりの対応しかできないよ、とか、一応使えるけど新しい機能が使えないよ、程度であれば許せるけど、それまで問題なく使えていたものまで使えなくなるってのも、ソフトウェアとしてハード偏重過ぎると言っても過言ではないだろう。

結局、ハードの買い替えを見込んで、ハードベンダと結託してバンドルして売りつけたいというビジネスモデルなんだろう。しかし、そういう仕組を理解してんだかしてないんだか知らんけど、オレは最新のハードを使うから関係ないぜ、とかいう人は、会社のパソコンなどのライフサイクルとか全然分かってないし、個人的にしか使ってないって証拠だね。まぁ普通に使うだけの仕事であれば、パソコン云々の話は考えなくてもいいかもしれないけどさ。

そういやNT4.0の時は、カーネルにグラフィック関係を組み込んでパフォーマンスを上げようとしたんだけど、それによってNT3.5の安定性すら下回ってしまったようだ。Vistaでは切り離す方向だったと思ったから、逆を選んでどちらも失敗することになったわけだ。デバドラ関係は機器が安定してないと直結して悪くなる仕組みにしているとあまりいいことがない。NT4はそういうことをやっている割には、その頃にあまりメモリの使用効率が良くないマイクロカーネルを採用したわけだが、サーバ利用では安定性とコンパクトさを兼ね合わせるLinuxカーネルに駆逐される事になったわけだ。IISでセキュリティホール空きまくりで、Linux + Apacheの組み合わせはしばらくの間鉄板の組み合わせになっていたと思う。




にしても、Windowsは今までよく生き残ってきたよなぁと少しぐらいは感心する。結局、色々なことがあったけど、NT系の流れは全く変わっていないし、それはそれで悪いことではなかった。9x系とMacOS9以下の系統は捨ててもらって良かった。MacとWindowsでかなり長い間、言い争いがあったみたいだけど、冷静に見るとどっちも不安定で発達途上のOSだったことは明らかで、ほぼ目くそ鼻くその泥仕合であった。

そういや、MSが新しいファイルシステムを作るとか言ってたけど、未だにNTFSが現役だよね。できないと思ったことは言わなきゃいいのに、会社の上の人は大してわかってないくせに、いついつまでにできるとか平気で言っちゃうんだよね。一年間ぐらいズレた案件もあったなぁ。社長がその言葉を発した後から、そんなの無理に決まってるよねぇと技術者同士で話し合っていた。結局は、孫さんの会社の虚勢と一緒で、株価を上げたくてほぼ真っ黒に近いグレーゾーンのことを平気で言うのだ。本当に技術者の叩き上げじゃない経営者って破廉恥で頭の悪い奴ばっかりだよね。元技術者だからまともだってわけでもないけど、現場を仕切れない奴に経営なんてできないんだよ。詐欺まがいの話をするのは孫さんだけじゃないってことだ。




月一ぐらいで通っている医者のいう事には、XPで事が済むからずっとサポートしてくれればねぇとか言ってた。散々金稼いでいるのにそんな事言うかw。なので、ちょっと皮肉気味に中国人と一緒じゃないですかと言った。

 http://gigazine.net/news/20131205-china-prefers-to-windows-xp/

というか、中国高官がそんな事言うなんて意味分からないんですけど。Ubuntu使えよ、中国人が好きなタダなんだし、Ubuntu陣営もホームページに中国語使って呼び込んでたぐらいだからねぇ。というか、一般的なグローバルなサイトで中国語を見るなんて始めての事かもしれない。コメントとかで見た事はあるけど、HPの主が中国語ってのも珍しい。Ubuntuのサイトにアクセスする中国のIPが多いって事なんだろうな。

とはいえ、それまでと同じように使えていれば、そのままのOSで使えれば継続しちゃいたくなるのも分かる。でもXPを使うのはボットネットの一部に取り込まれたり、個人情報を掠め取られたりするだろうから、来年の4月以降に使うとしたら、一切外部ネットワークにつながない努力が最低必要だろうと思う。できれば使わない方が良いのだろうが、未だに9x系をゲームのために使っていたり、ネットにつないでないから使える範囲で使っていたりする人はいるみたい。よくハードディスクが壊れないもんだと感心さえするのだが、前世紀のHDDなんてすぐに壊れたとしてもおかしくない代物だったしなぁ。

そういや赤旗Linux(紅旗Linuxってのが本当の名前だった)とかあったよなぁと思ったけど、Ubuntuを使った方がマシという事らしい。

それとAsianuxってのもあった。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Asianux
なんだ、RHELベースのディストリビューションなんだね。

もはや誰にも見向きされてないんですけど、結局、UTF-8に対応していれば、大体のアプリケーションも使えるし、フォントとかもフリーのものが揃ってきたから、あえて日本語環境とか考えなくても良くなったわけですね。Shift-JIS対応って書いてあるけど、新しいOSが大体UTF-8になっている気がするので、やっぱりAsianuxの存在理由が基本的にない。Shift-JISからUTF-8に変更するのだってnkfとかでやっても良いし、色々なエディタが対応してくれると思うので、変換するのに苦労はそれほどない。

まぁOSSに限らず、多くの意志の下に多くのプロジェクトが動いているわけですが、一時的にでも盛り上がらずポシャるケースは多くあるのだろう。間に合わせのソフトがいつの間にかに雪だるま式に大きくなるとか、すぐ他のものに変えられるだろうと思っていたら、案外ずっと使われ続けていたりするので、正直なにがメジャーでマイナーなのかは、時期にもよるしよく分からない。何にしてもソフトウェア業界は新陳代謝が激しい。そのわりにはずっと残る技術は案外ある。

最悪、自分でメンテして使い続ける事が出来るのがOSSの良いところではあるとは思う。しかし、自分でソースをうんぬんって言ってるヤツは、大してソースすら読んじゃいないって言われても仕方ないですね。多くの人がそれを使うための技術しか修得しないだろうし、やっぱりプログラマ側のレベルってのは低くないですからね。ソースだけ見て分かる部分ってのは、案外少なかったりして、動作は分かってもそれ以上は闇の中ってのも普通にあるわけだ。タダで使える分、利用者側のスキルが問われるのは厳しい世界ではある。




最近のOSを使う利点ってのは、XPのサポートが終わる事以外には、SSDへの対応ぐらいしか目に見えたものはない気がする。それこそ、それが達成されればXPでいいじゃん、って話になるのだが、確かにそれは言えるなぁと思う。

もはや、ハードウェアの要件が固まってきていて、OSの提供するドライバでどうにかなっている現在としては、XPのサポートを延ばしてくれってのも分からない話でもない。でも、それじゃMSが立ち行かなくなるだろうしね。サポート延長をお金払って出来るようにすればいいんだろう。それを割高にして、新しいOSへの移行を促すようにすれば、広告代も押さえられていいんじゃないかな。

にしても、死ぬ可能性のある病気の患者に対して、こういう雑談しかしない医者ってのもなぁ。まぁ深刻になられても治るわけじゃないし別にいいんだけどね。なんつーか、真剣味は足りないよね。

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