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夏休みって言葉に憧れる [徒然]

仕事をしてから夏休みという言葉を実感した事がない。派遣先というか、常駐先で休んでいいよって言われた時も、結局、工場の空調が止まって暑い中、パソコンの廃熱にうだりながら仕事したのを思い出す。その工場も今では大商業施設に変わっていると言う話をかなり前に聞いて、え〜ウソでしょ〜と思ってぶっちぎっていたんですが、Googleの地図で見ていたらまるっと商業施設になってました。

川崎の三菱の敷地的に全部敷地を使い切った感じで、ストリートビューでももはや跡形もない。おいらがいた頃でも、その会社、相当業績が悪くなっていたからなぁ。駅からだいぶ離れた土地だったんだけど、バスで行くほどでもない距離だった。でも、最近の郊外の大規模商業施設って大抵車で乗り付けるタイプが多いので、ぶっちゃけ車がすんなり通れる広い道路があればそれでいい。

自分が座っていたところらへんは食い物屋さんで、よく使っていたトイレのあたりは女物の洋服屋さんになっているみたいだ。なんつーか、諸行無常だよね。相当な大企業なだけに大きな敷地を持っていたのだろうけど、元々あんまり人口密度が高くなかったので、機能を別のところに分散させたのだろう。工場というだけあって、作りは安い感じだったので、ビルを手放すよりか楽に手放せたのはいうまでもない。全然好きな会社じゃなかったので、別に滅んでもらっても今となっては実害は全然ない。まぁデカい会社だから多くの人は路頭に迷うだろうな。関係会社は逆にその方がいいのかもな。バブルがはじけるまで相当イケイケな会社だったから、長く会社に居た人は多くの変貌を見てきたのだろう。


とはいえ、大企業に常駐するのが基本なSE/PG業ですが、大企業ってのはわりときちんと夏休みを取ってくれる場合は多い。まぁ設定された夏休みの期間が全部とれるわけじゃないんだけど、どうせまともに有休を取れる事なんて少ないから、出来る限り休む。場所によっては監督する社員がいないところには行っちゃダメですというところもあって、休んでいられない時には自社に戻って資料作りとかするしかない。基本、常駐先から情報を持ち出すのはアウトだから(10年前だと勝手にノートパソコン持ち込む人もいたけど)、自社では大した事出来ないんだが、家に戻って仕事するよりかマシだ。出社しないといけないけど、涼しいし、きちんと出社した事になるしね。

とはいえ、そういう会社のマシンって、事務作業しかしない事も多いので、入ってるソフトがOfficeぐらいしかなくて、開発的な事は環境のセットアップからってことでまともな仕事なんて出来ない。だから結局、仕様書などのドキュメントのあらすじを書いておくとか、そういうつまらない仕事しか出来ないんだけど、今だったら家のサーバを立ち上げて、DynamicDNSで半固定にして入れるようにして、そこでSSHで仕事するなんて普通に出来るもんね〜。さすがに、常駐先のマシンにアクセスなんて無理だし、それを無理にやったら怒られるどころじゃ済まないんだろうけど。って、そもそも大企業のネットワークなんて専門のネットワークエンジニアがいるだろうから、その人の知識を超えてアクセスするなんて無理。


そういや、昔、クラスAのIPアドレスを使っているような大企業で、特定のサーバにアクセスできなくなったと泣きつかれた時があって、おいら外から来た派遣社員だから分かんないよって言って突き放した。自前のマシンでFTPサーバを作って、そこからファイルを取らせていたんだけど、途中からなぜか取れなくなってしまったのでした。特に設定は変えてないし、かなり遠方からの接続だったから、ネットワークの設定が変わったんだろうなとは思っていた。

そこで、よくWindowsでダイアログに出てくる、「ネットワーク管理者に問い合わせる」しかないんじゃないんですか、ってすっかり他人事で言ったら、相手は聞いてみますって素直に答えてくれた。俺もそのときほぼ新人だったけど、新人らしい人に有り難がられたってのも悪い気持ちはしなかった。けど、Windowsのヒドい決まり文句を言ってしまった事に、少し負い目を感じていた。

でも、それが功を奏したようで、ネットワーク管理者がポートを開けてくれたっぽい。細かい事はよく分からないんだが、僕らがアクセスさせていたところは、本来ふさいでおくべきところだったらしく、ログとか見て気がついて設定を直したらしい。色々ヒドすぎる。

まぁ管理者としては、勝手にアクセスし腐りおってっていうところなんだろうけど、それで運用している設定だってあるわけなんだから、普通は関係各所に通達すべきものだけど、勝手に通して、勝手にふさぐ、という悪事の露見を恐れていたらしい。

管理の杜撰さから、この会社も長くはないなと思ったりしました。ネットワーク管理的にアウトでしょ。その頃は、ハブにつなぐだけでDHCPでIPが割り振られる設定になっていたから、セキュリティ的に危ない事は限りなかった。その前の常駐先が、きちんとIPを固定で割り振っていたから面倒だけど、まともな運用だとは思った。というか、DHCPで全社的にPINGが通っちゃう状態って野放しもいいところでしょ。ネットワーク管理者は何して飯食ってんだよって感じ。


会社なんて、大きな問題になんなきゃ惰性で動いていくもんだし、公的機関は問題になっていたって、問題解決しないで動いちゃって雪だるま式にヒドくなってるところも少なくないだろう。でも、動き始めると日本人的なきっちりさを発揮されるところはいいよね。国や地方自治体は腐ったまま突っ走っちゃってるところもない事もないので、自浄作用がないってことは最悪なのだなと感じる。


というか、まともに有給休暇も取れない世界で、男が育休とか絶対無理だろ。嫁に全部任せるなんて負担が大きすぎるし、それは専業主婦だとしても同じ事だ。というか、専業主婦の方がきっちりやる人にとってはドツボにハマると言うか、袋小路に入ってしまう事も多いのじゃなかろうか。イクメンとかもてはやされているけど、実際にやれている人はスゴく少ないだろう。真のイクメンは本来は嫁の補助じゃなく、嫁の作業の代替だろうし。

親類の旦那は自分の飯すら作らないそうだ。とりあえず、夕飯を外食にするとかコンビニ飯を自分で買って負担を減らせよ。まぁ人の事なんて言える位置にはいないのだが、嫁さんを働かせなければやっていけないのであれば、家事の実労働をして折半するのが妥当だし、それが出来なかったらそもそも一人暮らしからやり直した方がいいんじゃないかと思うんだが。今となってはどうしようもないわけだが、負担が女に多すぎる。昔は近くに世話を焼いてくれる人がいたんだろうが、村社会もなく、核家族化も当たり前になって、部分的に破綻している今となっては、少子化という前に急務な事が多すぎる。

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