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トラウマ量子結晶6巻、やっと読めた。 [本]

トラウマ量子結晶をやっと読めた。途中まで読んでおいて放置状態だった。元々王道じゃなく邪道なマンガであったのだが、今回は言ってはいけない事を言ってしまっている。これも邪道であるからこその身軽さと言えるだろう。と、バクマン。のようなことを言ってはみたが、真性中二病の人以外は笑えるマンガになっていると思います。

 
基本、ダメな人のマンガなんだけど、作者の青木ハヤトも相当ダメな感じで、自分の作品に青木ハヤト大先生推薦!!!とか帯に書いちゃって、自分の作品を自画自賛しています。ネタなんだろうけど、何がやりたいのかよく分からない。カバー裏のネタもいつもダメダメな感じだし。三巻のカバー裏の「残りは全部捨てる」で、面白い間はずっと読む事を決めました。なんつーかね、中二病なんだよね、作風的にも、主人公的にも、書いている本人的にも。漢字で書かれた技の名前にカタカナのフリガナがある時点で決定的だ。いちいちジョジョがチラついているしね。好きなんだろうね。前の巻で読む限りガンダムとかも好きらしい。

今回は、主人公のオラクルの力をパワーアップさせる話なんだけど、そもそものダメな人が使えるオラクルの力がパワーアップってダメになる一方なのでは?w 何というか、アキバでキモオタ殿とか書いちゃダメだろ。基本キモオタが読んでるんだからw。しかも、アキバで銃刀法違反な剣を振り回す剣の達人とか、考えてみればまぁ人死にが出たあの事件が思い浮かんでしまうのだけどな。ぶっちゃけ、ぶっちゃけすぎている。遠くの方から見つけられて職質されるレベル。

とはいえ、モンスターの造型とか、ロボット的な物とか、絵は上手い方だと思うんだよね。でも、登場人物が基本ダメな人ばっかりなので、王道マンガ的な格好良さよりも、主人公が精神的にいたぶられると吐いちゃうとかみたいなネタの方が優先される。最終的には、強い方が勝つ的な王道になっていくわけだが、やっぱりそこまでに至るまでがとんでもなくダメだ。ダメな人の頑張りって見ていると勇気づけられるよねw。それも、上から目線でw。

名前の付け方が安易すぎるのもいいね。敵が味方になった奴ら(そこいらは王道)も、オブジェクト指向言語のC++と、勘定系言語のCOBOLが元になっている。あと、アセンブラとかもいたっけ? マシン語はないんだね。言う事が古いね。おじさんだね。

コーアクジャルというのが相手側のモンスターの総称した名前なんだけど、それはどうやらオメガの機械時計、コーアクシャルから取っているらしい。こればかりはたぶん商標なのでそのまま使っちゃいけないと思ったのか、濁音になっています。というか、今時、機械式の時計なんて一部の富裕層か、機械時計マニアしか使わないと思うので、今まで名前の由来に気付かなかったよ。にしても、コーアクシャルの方はすごいな。クオーツの時計並みに正確らしい。
http://www.omegawatches.jp/jp/spirit/watchmaking/co-axial/technology

オラクルも何なのかなぁと思って、調べたらWikipediaに神託機械でオラクルマシーンって言葉が出てきたから、そこいらの関係だろう。英語の意味としては、そもそも神託って意味だから、現代風ファンタジーとしては良さげな感じなんだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%A8%97%E6%A9%9F%E6%A2%B0

結局、時間についての底流というか、まんまテーマと言うか、そこいらを取り上げて設定に使っているという事ね。でも、そんな事よりか、敵と戦う理由が無くなって、どこかにはけ口を求める主人公とかありえねーと思うw。いや、そこいらのダメさが超いいんだけど。

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トラウマ量子結晶 -6 (カドカワコミックス・エース)

トラウマ量子結晶 -6 (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: 青木 ハヤト
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/05/23
  • メディア: コミック



大人なあなたに大人気ない大人買い。



かつて中二病だったあなた(聖闘士星矢とかジョジョを読んでいた人)は、笑って読めると思う。中二病真っ盛りな人は、拒絶反応が出るかもしれんw

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