今更、会社のマシンWindowsXPから移行してないって？ [ソフトウェア]
お堅い会社にお勤めの友人が、大体のマシンがXPのままだよ、とぼやいていた。色々問題があるらしく、移行できないらしい。理由は簡単に言うと、
・業務のWebアプリがIE6でしか使えない代物だった
・その業務Webアプリが買い切りで、改修できない（ソースがあるかどうかもわからない）
・IE6がXP以上では動かないようになってる（らしい）
ひとつがそんな感じ。結局、クライアントをXP以外にしようとすると、サーバ側のWebアプリをいちから作り直さないといけないっポイ。もともとそんなお金ないし、お金ないからこその買い切りアプリだし、との弁。
もうひとつは、サーバで動かすアプリケーションが32bitで、64bitのサーバOSでは動かないということ。普通はWOW64で32bitアプリも動くはずなんだけど、CreateObjectで転んでしまうらしい。原因は不明。それがDLLで部品化されていて、DLLの64bit化も32bitアプリから呼べないので、そっちも64bit化しないといけないらしい。更に問題なことに、アプリがVB6でできていて、普通に新しいVB.NETで素直にコンパイルできないらしい。そういや、言語仕様がVB.NETになってかなり変わったって話しだしな。
まぁそこまででも問題ありありなのだが、VBで使っているデータベースの操作がADOとかで、ちょっと後先考えるときついんじゃないかという話もありました。そういやADO.NETとか無かったっけ。その人はSQLにしたいとは言ってましたが、直す気はあまりないっぽい。面倒だからね。氷菓の折木みたいだ。
32bitなOSを仮想化で塩漬けしちゃえばいいじゃん、と分かりやすい提案をしてみたんだけど、これ以上仮想サーバは作りたくないんだよね、とのこと。というか、そのためのサーバの仮想化だと思うんだが、色々理由があるらしい。そういう個人的な事情は自分には解決できそうもないので、あえて深くは聞かなかったけど。
どちらも共通しているのは、プログラムを改修するにも、新しいクライアントOSを導入するにしても、これまでできていることが継続できるだけで、新しいことができるようになるわけじゃないので、予算に計上しにくいらしい。
その上、XPとかは別にそのままでもセキュリティにそれほど危険がない、らしい。閉ざされた場所なので、セキュリティホールがそれほど問題にならないということなのだ。でも、複数のファイヤーウォール越えをすれば、インターネットが見えるらしいので絶対安全なわけでは決してないと思う。
私の主治医もパソコンはXPで機能が足りているからいいよ、と言っていましたが、確かにハードウェアを気にしなければ、特にソフトウェア的に困ることが無いのは当然かなぁとも思います。まぁクライアントWindowsはソフトウェア的にはどん詰まりですもんね。
だから、中小の企業は予算が取れなくて辛いということらしいです。でも、あんまり深く考えずに、順次パソコンを導入して混在していれば、逆に移行はそれほどインパクトが無いのかもしれません。普通の会社だと、オフィス使えればなんとかなることも少なくないと思うので、会社独自にアプリでも作ってなければ、パソコンを買ってきてリプレイスすれば済むことも多いでしょう。
いや、どうなのかなぁ。普通の会社とかあんまり見た事ないし。でかい会社に派遣されたりしても、そこいらの移行はきちんとITの部署が担当してくれるわけですし。XPからの移行はどんなものなのだろう、とちょっと複雑な思いになりました。なんにしてもめんどい話ですわ。まだMSみたいにサポート期間を提示してくれるOSならいいけど、Macとか全然なさそうだし。勝手にフェイドアウトしても、Macのユーザは文句を言わずにアップデートしてくれるので、アップル的には困らないんだろうな。Windowsと同様な企業使いなんてまともにできないですよ。でも、MSがまともであるとは言ってません。アップルがその所がMS以上にまともじゃないってだけです。
どっちにしても、近年のシステム化は後ろ向きなのが結構多い。前の話だけど、官公庁や銀行などのメインフレームからUNIXのリプレイスだとか、UNIXからIAサーバへのリプレイスだとか、これまでも色々あった。そこいらはお金がかかったけど、元々それなりにお金は潤沢にあるところだったので、今回の中小のシステムの移行のようにお金がないからできないよ、とはならなかった。
おにいさん、あんたの会社はどうするんですか？と何回も尋ねた駄弁り場でした。確かにクライアントは必要性ないかも。単なるMSのサポート切れってだけで変えるのは厳しい。
32bitなアプリのプログラミングの解決策は次回にでも。
・業務のWebアプリがIE6でしか使えない代物だった
・その業務Webアプリが買い切りで、改修できない（ソースがあるかどうかもわからない）
・IE6がXP以上では動かないようになってる（らしい）
ひとつがそんな感じ。結局、クライアントをXP以外にしようとすると、サーバ側のWebアプリをいちから作り直さないといけないっポイ。もともとそんなお金ないし、お金ないからこその買い切りアプリだし、との弁。
もうひとつは、サーバで動かすアプリケーションが32bitで、64bitのサーバOSでは動かないということ。普通はWOW64で32bitアプリも動くはずなんだけど、CreateObjectで転んでしまうらしい。原因は不明。それがDLLで部品化されていて、DLLの64bit化も32bitアプリから呼べないので、そっちも64bit化しないといけないらしい。更に問題なことに、アプリがVB6でできていて、普通に新しいVB.NETで素直にコンパイルできないらしい。そういや、言語仕様がVB.NETになってかなり変わったって話しだしな。
まぁそこまででも問題ありありなのだが、VBで使っているデータベースの操作がADOとかで、ちょっと後先考えるときついんじゃないかという話もありました。そういやADO.NETとか無かったっけ。その人はSQLにしたいとは言ってましたが、直す気はあまりないっぽい。面倒だからね。氷菓の折木みたいだ。
32bitなOSを仮想化で塩漬けしちゃえばいいじゃん、と分かりやすい提案をしてみたんだけど、これ以上仮想サーバは作りたくないんだよね、とのこと。というか、そのためのサーバの仮想化だと思うんだが、色々理由があるらしい。そういう個人的な事情は自分には解決できそうもないので、あえて深くは聞かなかったけど。
どちらも共通しているのは、プログラムを改修するにも、新しいクライアントOSを導入するにしても、これまでできていることが継続できるだけで、新しいことができるようになるわけじゃないので、予算に計上しにくいらしい。
その上、XPとかは別にそのままでもセキュリティにそれほど危険がない、らしい。閉ざされた場所なので、セキュリティホールがそれほど問題にならないということなのだ。でも、複数のファイヤーウォール越えをすれば、インターネットが見えるらしいので絶対安全なわけでは決してないと思う。
私の主治医もパソコンはXPで機能が足りているからいいよ、と言っていましたが、確かにハードウェアを気にしなければ、特にソフトウェア的に困ることが無いのは当然かなぁとも思います。まぁクライアントWindowsはソフトウェア的にはどん詰まりですもんね。
だから、中小の企業は予算が取れなくて辛いということらしいです。でも、あんまり深く考えずに、順次パソコンを導入して混在していれば、逆に移行はそれほどインパクトが無いのかもしれません。普通の会社だと、オフィス使えればなんとかなることも少なくないと思うので、会社独自にアプリでも作ってなければ、パソコンを買ってきてリプレイスすれば済むことも多いでしょう。
いや、どうなのかなぁ。普通の会社とかあんまり見た事ないし。でかい会社に派遣されたりしても、そこいらの移行はきちんとITの部署が担当してくれるわけですし。XPからの移行はどんなものなのだろう、とちょっと複雑な思いになりました。なんにしてもめんどい話ですわ。まだMSみたいにサポート期間を提示してくれるOSならいいけど、Macとか全然なさそうだし。勝手にフェイドアウトしても、Macのユーザは文句を言わずにアップデートしてくれるので、アップル的には困らないんだろうな。Windowsと同様な企業使いなんてまともにできないですよ。でも、MSがまともであるとは言ってません。アップルがその所がMS以上にまともじゃないってだけです。
どっちにしても、近年のシステム化は後ろ向きなのが結構多い。前の話だけど、官公庁や銀行などのメインフレームからUNIXのリプレイスだとか、UNIXからIAサーバへのリプレイスだとか、これまでも色々あった。そこいらはお金がかかったけど、元々それなりにお金は潤沢にあるところだったので、今回の中小のシステムの移行のようにお金がないからできないよ、とはならなかった。
おにいさん、あんたの会社はどうするんですか？と何回も尋ねた駄弁り場でした。確かにクライアントは必要性ないかも。単なるMSのサポート切れってだけで変えるのは厳しい。
32bitなアプリのプログラミングの解決策は次回にでも。
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