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フルじゃないハイビジョンのテレビと、パソコンのHDMI出力との組み合わせに問題があった [ハードウェア]

組み合わせがはっきりしてはいないし、原因がどこにあるのかは正確には特定できないけど、フルハイビジョンじゃないテレビのモニターは、HDMIでのパソコンの出力を表示する時に問題がありそう、という話。

 テレビ:SONY BRAVIA KDL-32S2500
 PC:Core i5 (HD2000) + H67
 HDMIセレクター:audio-technica AT-SL931HD

という組み合わせです。


audio-technica HDMIセレクター AT-SL931HD

audio-technica HDMIセレクター AT-SL931HD

  • 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
  • メディア: Personal Computers



 
AVアンプがいつもの通りに熱を発しているので、夏はちと消費電力的にも、熱源的にもかなり厳しい。そんなわけで、HDMIのセレクターを買ってみました。AVアンプを使わなければ、熱いのも消費電力も解決できる、と考えました。テレビもソニーので、そこそこ音は悪くない方だと思うので、AVアンプを通さずに運用する事にしました。本当は入力4ポートのものを買おうと思ったのだけれど、3000円近く値段が違うので、3入力のHDMIセレクタを選びました。

帰ってきて、HDMI端子のあるパソコンと、HDMIセレクタをつないでみました。セレクタでHDMIの出力ケーブルをフルハイビジョンではないテレビにつなぐと、見える事は見えました。しかし、フルハイビジョンの出力を、フルハイビジョンではないモニターで映しているので、どうにも眠たい絵になってしまいます。

 パソコン ⇒ HDMIセレクタ ⇒ ハイビジョンテレビ

それは1360x768のディスプレイに、パソコンからの1920x1020の画像を突っ込んでいるわけですから、ぼやけて当然です。パソコンの画像だと、1ピクセルごとに出力が対応してくれないと、どうにも画質が気になるわけです。それだけならまだしも、画面の一部が見切れていて、かっちり全部出力が出てくれていませんでした。

さらに問題な事に、パソコン側で1360x768の大きさで出力すると、ディスプレイ側では自分がフルハイビジョンのつもりなので、小さな画面で表示されてしまい、周りの余った部分が黒く縁取りされていました。これでは小さく表示された上に、ピクセル単位でも合っていないので、小さい上に眠い画像になってしまい、話にならない状態なのでした。

もしかしたら、HDMIセレクタが問題を起こしているかもしれないので、パソコンからHDMIを直につないでみたのですが、結果は同じままでした。そもそもHDMIはフルハイビジョンありきで、出力する方も、入力される方も、1920x1020が来ているという前提でいるみたいです。

それはそれで当然のことだと思いますが、今度買う時は、売れるようになって相当安くなっている事もあるので、フルハイビジョンの物を選ぶことにします。今回のようなことも、表示されるところが1020iであれば、何の問題もなく使えたはずだからです。32型で12万円くらいしたとき買ったので、当然の如くHDMI端子は一つで、そのためにHDMIセレクターなぞという物を買って付けたわけです。最近ならHDMI端子は、テレビに3ポートぐらいは余裕で付いているので、今回のような買い物をしなくて済んだのですが、HDMIセレクターに関わらず、パソコンとフルじゃないハイビジョンテレビの相性が悪いことをお知らせしました。



本来、D-Sub端子が付いていて、パソコンの入力はここからしてくれ、ってことなので、それを使うのが筋です。確かに1360x768で表示する事が出来て、きちんとピクセルごとに持て余す事も、足りない事もなく全画面で表示されています。普通であれば、D-Subという古い規格ながらも必要充分な性能を出しているので、それでいいのでしょうが、たくさん一つのモニタでマシンを使いたいニーズは満たしてくれないのでした。パソコンをつなげるのだったら、勿論HDMIを使うやり方は想定外だとメーカーは言うのでしょう。でも、安物とはいえソニーの製品だったので、頑張ってほしかった。今回はやむなしというところでしょうか。

もしかしたら、Braviaの設定でどうにかする事が出来そうな気がするのですが、そこまではきっちりやっていません。それに、不本意ながらD-Subできれいな表示が出来ていて、切り替えようとした他のPCは別のディスプレイをあてがったし、ブルーレイレコーダは普通にHDMIセレクターで切り替えする事ができました。自分のところは一件落着だったのですが、パソコンのHDMI出力は少し気をつけた方がいいかも知れません。とはいえ、恐らくフルハイビジョンだったら気にしなくていい事項なので、フルハイビジョンが当然な40型以上は大抵気にしなくていいはずです。

それでも恐い人は、テレビ付きのパソコンとか、チューナー付きのパソコンディスプレイを買った方がいいのかも。そんな事したら、自分では要旨が全然変わってしまうのでやりませんけど、動作が担保されている状態で買い物するのがいいと思います。ちょっとしたことがつまずきの原因になる事はいくらでもありますからね〜。困難ながらも、それを楽しめる人でしたら、また別の話ですけど。

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コメント 2

7700

セレクタがCEC通してなんでしょうね。

1366で出力した場合に拡大されるのはテレビ側でドットバイドット表示になっておらずオーバースキャン表示になってるんでしょう。

HDMIは中身はDVIとはいえやっぱりAV向けなのでPCとの親和性はいまいちですね。
by 7700 (2011-08-04 11:09) 

miff

おぉ詳しいお方が解説してくださってますわ~。CECってのに対応って書いてありましたよ。何なんだか分からないですが、ドットバイドットにはなってないのは僕にも分かりました。テレビモニタによってはドットバイドットになってるのかもしれませんね。

とりあえず、怪しい会社のCECとかHDCP未対応のもの以外で、きちんと映ればよかったので用は足りていますが、やはりHDMIはAV機器の民生品って事なんでしょうね。
by miff (2011-08-04 15:03) 

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