SSブログ

マイクロフォーサーズの手ぶれ補正について [写真]

販売員のねーちゃんに聞いて、マイクロフォーサーズの手ぶれ補正に、誤解がある事に気がついた。というか、聞いてみたら「そうなんだ」と納得した。最終的な結論を言うと、レンズとボディーの手ぶれ補正を同時に使うとブレる、という事です。具体的に言うと、Panasonicのレンズ内補正と、Olympusのボディー内補正を一緒に使うとダメだって事です。使った事ないから、どれだけのものかは分からないけど、原理から考えると頷ける。


 
何で今更そんな話を販売員に聞いたかと言うと、GX7がボディー内手ぶれ補正を装備するという話からでした。Olympusのボディーで、Panasonicの手ぶれ補正付きレンズを使う場合は、どっちかの手ぶれ補正を切らないと、余計ブレるという話を聞いたのでした。両方使うともっとブレないってことにはならないんですよ、と聞いてそれは確かに原理から考えるとそうかもしれないな、と納得した。

ブレは音とは違うけれども、一つの波として考えるならば、波を消すには位相の逆の波を当てれば、実際上の波は消える。音はそうしてノイズキャンセリングしているのだが、ブレもそれと大して違わない事をしているのだろうと予想される。レンズがそうして補正してブレが無くなった場合、ボディーも同時期にブレを無くそうとしていたら、逆位相の形をしたブレが出てきてしまうのだろう。だから、相殺されたブレが逆の形として出てきてしまう可能性は高い。レンズ側とボディー側が全く同じブレではないため、場合によっては、ふたつの機能が協調するように働く事も考えられなくはないが、基本、どちらも邪魔をしてしまうと考えた方がいい気がする。実際、おねーちゃん店員も相乗効果はないと言っていた。むしろブレるらしい。

ヨドバシの女の販売員はなんかレベルが高い気がするなぁ。自分よりもきちんと製品情報を知っている感じがする。男よりも話していて楽しいし、男で自分よりか知識が浅いなんて有り得ないんだが。そういやGX7は12日に入荷するとか言ってたかな? もう正式発表が出てるかもしれないけど。


それにしても、Panasonicのレンズ内補正が、単独で動いてしまうという事に驚いた。結局、電気を供給されていれば、自律的にブレを防ぐ動きをする、という事である。だから、ボディー側の指図を全く受けていないらしき事は予想される。少なくともOlympusのボディーではない。手ぶれ補正は、レンズ側でスイッチがあるので、使う時にはボディー側ではなく、レンズ側の手ぶれ補正を切る事になると思うのだが、Panasonic側としては結構勿体無い気がするのだ。

そもそも、ブレを感知する場所を決めるのには、どちらにも一理あって、どちらにも欠点はある。レンズ側に入れる場合は、そのレンズによって適当な対応を自ら設定できる事にあると思う。仮にボディー側でレンズの違いに対応するのであれば、レンズ側から情報を送ってあげなければならない。更に、その情報に対する対応をボディー側に用意しておかないといけない。でも、恐らくはそこまできっちりとはやっていないかもなぁと思ってはいる。

逆にボディー側で手ぶれ補正をしている場合のメリットは、どんなレンズを付けても手ぶれ補正が効かせられるところにある。元々、マイクロフォーサーズはミラーレスという性質から、やたらとマウントアダプタが方々から出てきていて、昔のマイナーレンズを使う変態さん物好きが多く新しいOlympus Penを買ったようだ。


マイクロフォーサーズは、始めの方はミラーレスのメリットがあって、それも多くの企業がよってたかって使うという点で、未来が望めそうだなと思って買った。だけど、APS-Cのミラーレスはバンバン後から出てくるし、Olympusはソニー傘下になっちゃったみたいだし、松下はかなり旗色が悪そうだし、どうなっちゃうか不安でしたが、思ったよりかは大丈夫っぽいですね。APS-Cについてはイメージャのせいで、逆にボディーの大きさに無理が出てくるし、M4/3でイメージャが多少小さくても、わりと悪くない高精細さだし、感度も悪くないしね。歩留まりの点から、APS-CよりかM4/3の方が有利なのだろうし、その分本体が安くて済む。なんだかんだ言って、イメージセンサーがコストの多くがかかっていて、他で頑張ってもなかなか埋められるものではないのだろう。

というわけで、Panasonic持ちだけど、手ぶれ補正なしのレンズでも心おきなく買える時がきそうです。まぁGX7のボディー内手ぶれ補正がどれだけの実力があるかによりますが、もしダメだったら消費者の声で改善されるんだろうし、あんまり不安ではありません。Olympusが出来る事なら、Panasonicでもできるっしょ。後出しなわけだし。

コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0