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自社のPHP開発環境にWordPressを入れようとしたくだり [Linux]

ネットワークが使えず、やることがないので会社のPHP環境にWordPressを入れようとした。DBがMySQLを使っていないので、家でMySQLのrpmを取ってきて入れることに。

rpmも曲者で、数十キロバイトのものがあって、それはネットワークで改めて落とすものなんだろうなと思ったり。他のを見ていたらかなりでかいrpmがあったので、いろいろ詰まったセットのtarを取ってきた。どうせserverしか使わないんだろと思ったけど、面倒なので全部セットのものを持って行った。

でも、それが功を奏しインストールすることができた。いろいろ依存パッケージがあったのだ。ただ依存性を順に入れていかないとダメだったので面倒くさかった。昔はこんなこと手動でやっていたのか…。apt様様である。yumが真似したのもわかる。

MySQLはユーザーを作ったり、DBを作ったりしたことがないので、コマンドラインのヘルプを見ても良く分からんかった。結局、スマホでググって調べる。これは普通にやってもできない。改めてWebの情報のありがたみを知る。だけど、情報が古くて新しいMySQLではコマンドラインがすぐに通らなかったりもした。

とりあえずMySQLでデーターベースを準備できたので、wp-admin/install.php をブラウザで開いてみる。
お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです。

エラーが出る。

php -m | grep mysql


するとなんも出てこないのでモジュールが入っていない模様。PHPを入れ直さないといけないのかなと思ったら、モジュールだけ入れることができるようなので、

yum install php-mysql


でいいらしいが、ネットワークがそもそもダメなので使えない。また外から持ってこないといけない感じなのか。Androidならすぐにスマホからパソコンへ移せそうなんだけどな。でも、そこそこ通信料がかかっちゃうかもな。

というか、MySQLはrpmのダウンロードサイトがあったので良かったが、PHPのMySQLプラグインなんて単独で落ちてるんやろか。aptだとdebファイルだけ得られるコマンドがあったが、yumにも同じようなものがあればそれでいいんだけど、おうちにはCentOS8はない。そのために仮想環境にCentOS8入れるのもばからしいしなぁ。めんどう。


というか、そこさえ突破できればWordPressは動きそうな気もする。結局PHP7自体は動いているから問題なさそうなんだけど。

あくる日、php-mysqlにはphp-pdoかなんかが必要で、pdoがcommonを必要とか出てきた。キリがない。適当にcommonを取ってきて入れたらめちゃくちゃ競合して、そもそも適合するphp-mysqlじゃなかったんじゃないかと思ったり。


面倒くさそうなのでやめようかと思ったけど、時間があったのでWSL2にCentOS8を入れてやってみようかと思った。Windows Storeにあるのはなぜか有料なんだけど、ただで入れる方法があったので入れてみた。Windowsのアーカイバだとtarをすっ飛ばして全部解凍してしまいがちなのでちょっと苦労。

https://www.geekfeed.co.jp/geekblog/install_centos8_on_wsl2_for_free

こういうの調べるとすぐに出てきても英語だったりするとやる気なくすよね。そんでphp-mysqlのrpmパッケージを一式落とす。

yum install --downloadonly --downloaddir=. php-mysqlnd


rpmとかだけ落とす方法あるんやね。

https://qiita.com/yokra9/items/e8842dee2c42fc479931#yum-%E3%81%A7-rpm-%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%92%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%99%E3%82%8B

うわぁ他の依存性が出てきてダメだった。こうなったらソースからコンパイルしてやろうかと思ったが、そうしているうちにネットワークが復旧しそうな気がしてやめた。そもそも必ずやらないといけないようなそんなに大切な仕事じゃないしね。

ただ入れたCentOS8もRedHatがサポートをすぐ打ち切りにすると言ったから、すぐにお払い箱になってしまうな。そのうち問題なさそうだったらAlmaLinux入れよう。


WordPressは自前の環境だったら色々自分でできるから環境をいじれば何とか出来るけど、レンタルサーバーでお仕着せの環境を使わないといけなかった場合、自分で解決できる範囲は少ないんじゃなかと思われ。レンタルサーバでもIaaS的なものじゃないときついよね。

設定も必要、DBも必要、PHPでマシンパワーも必要となってくると、静的サイトが一時期流行った意味も分かる。静的サイトならDBも要らないだろうし、幾一ページを生成しなくてもいい。副産物としてレスポンスもいいしね。まぁ上げる前にはビルド的なことをしないといけないわけだが。

とは言え、販売サイトなどは動的な仕組みは必要だろうし、それをWordPressでやるかとなると微妙な気もする。PHPで生成するのに、ブログとかの少しずつしか変わらないコンテンツに使うのはどうかなとは思う。無駄が多い。


めんどうなので一揃いになっているアーカイブがない限りは入れないことにした。多分、揃っていてもWSL2から持ってきたものと同じ運命な気がする。というか、そういうのが面倒でyumができたんだろうから、手動に戻してやるのは退化としか言いようがない。Linuxがネットワークに完全依存していることに改めて気付かされた一件であった。


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