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「獲得形質は遺伝しない」の原則が違っていた。 [自然科学]

NHKでタモリと山中伸弥がやっている「人体」という番組の「第2集“DNAスイッチ”が 運命を変える」で興味深いことがやっていた。

https://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/

DNAメチル化で、高校の教科書などで言われてきた「獲得形質は遺伝しない」という原則が破られていたのだった。山中伸弥さんも教科書を書き換えないといけないかもしれませんね、と言っていた。確かにこれはかなり知見が変わった意識があった。

ひとつの話として、父親が太っているときに子供を作ると、その太った形質が遺伝しやすいということであった。DNAスイッチとわかりやすく言っていたけど、実際に起こっているのはDNAメチル化で遺伝子が発現したりしなかったりする状態になるという話で、その獲得した形質(スイッチの切り替え)が子供にまで残るということであった。全部が全部伝わるというわけではないのだろうが、今までの原則が覆ってしまうことに違いはない。

主治医とその番組の話をしていたら、エピジェネティクスの話をしてきて、それと何か関係あるかなと思ったが、その一部の話であった。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エピジェネティクス

DNAメチル化はエピジェネティクスの一つで、エピジェネティクス自体は遺伝子とは違う形質が発現してそれが遺伝しているということ全般を言うらしい。

学術の進行はそこそこ速く、学生時代にヒトゲノム計画が進行中で大学を出た数年で終わっていたのには驚いた。そういう常識的だったことが変わっていることが結構あったりするから、昔学んだことがそのまま使えないこともたまにあるから困ったものである。

でも、それだけ学術の分野で成長があるということは、その分野が死んでいないということの現れでもあり、進歩していること自体は歓迎すべきことなのだと思う。


話は変わるが、とりあえず、ゆきぽよとみちょぱの違いがわからないw。

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