LinuxをWindowsで始める1 [Linux]
この記事はLinuxを始めたいけど何していいかわからない、程度の人をターゲットにしています。できれば多少なりともWindowsでプログラミング経験があればいいけど、なくても大丈夫だと思います。説明をする本人にしても、使おうとしたところしか使えないところがあるので、とりあえず使えるという事を前提に必要な事をできるだけ平易に使えていきたいと思います。
■ Linuxをやるべきか
そもそも何でLinuxをやるかですが、Windowsでは困難な事がコマンドの組み合わせで可能であるという事があると思います。LinuxはOSなのでやるという言い方自体がおかしいのですが、Windowsよりか意識してツールとして使う感が強いので「やる」でもいいかと思います。OSでも○○使いといいますしね。
Windowsでもある程度の事ができるとは思いますが、開発系の仕事をしようとするとどうしても使わないと話にならない分野があります。特にWebを用いた技術はほとんどLinuxに依存していると言っていいでしょう。逆に言うと開発に使わなければWindowsなどで問題ないことになります。実際、スマホの高性能化でパソコン離れもあるようで、そういう人は当然ながらLinux以前の問題となるでしょう。
自分はWindows上だけで開発したいんだとか、スマホの開発ができればいいからいい、と思う人もいるかもしれません。でも、Webの機能とかと連携したい場合、APIなどを使いたい場合も多いと思います。その時に既存のサービスでは足りない場合は、自分でサーバを立てて機能提供したいとなったら、IaaSでサーバを借りるにしても自分で操作・構築しないといけません。なので開発者としてはLinuxなどのサーバOSを使えるようになっておくことは無駄にはならないでしょう。
Linuxは難しそうと考える人もいるかもしれません。実際、WindowsやMacなどのGUI主体のOSを使うよりかは難しい面があると思います。ただ、昔ほど情報が得られないという事もないので、困ったらググる癖がある人なら大体の局面は乗り越えられるでしょう。
ここから書いていくことはそこまでたどり着くまでの道しるべみたいなものです。あまり大きな期待はしないでください。ただ、自分で個別の事項を調べて動けることができるようになったらしめたものなので、そこまでは読んでもらえれば幸いです。
■ Linuxを使う方法
Linuxを使う方法として考えられるのが
・パソコンを一台用意して占有してインストールする
・既存のWindowsパソコンのパーティションを割って、そこにインストールしてデュアルブートにする
・Windowsに仮想化でLinuxを入れる
・Windows10のWSL(Windows Subsystem for Linux)を使う
などですね。それぞれの方法に色々利点や欠点がありますが、最初だからお手軽にやりたいですよね。なので最後のWSLを使いたいと思います。
WSLは実際にはBash on WindowsとかUbuntu on WindowsとかBash on Ubuntu on Windows言われていたやつです。以下はBoWと呼びます。前にはOSのツールとして使えていたのですが、今はWindows Store経由で入れるアプリになっています。Ubuntuじゃなくて他のディストリビューションも使えるみたいですが、もろもろな事を考えてUbuntuで行くことにします。日本だと商業使いを考えてサポートが手厚いRedHat系も人気がありますが、本人が使ってないので無視しますw。
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/ubuntu/9nblggh4msv6
正直、Windows Store経由で入れていないのでインストールの方法は別のところを見ていただくとして
http://store-watch.hatenadiary.jp/entry/2017/07/12/053549
インストールは実際のOSを入れるよりか全然簡単だと思います。そのうち仮想化環境にUbuntuを入れるところからやりたいと思いますが、BoWで基本的なオペレーションを覚えておけば、内容もある程度理解できることでしょう。まぁ訳の分からないまま試行錯誤していくのも勉強のうちだとは思いますが、何もわからないところから手探りでやっていくよりかはいいでしょう。
早速使い方を見ていきましょうか。
まず立ち上げ方は二つほどあります。
・メニューからBash on Ubuntu on Windowsを立ち上げる
・コマンドプロンプトやWindows PowerShellからbashコマンドで入る
二つの違いは、入ったディレクトリが違う事です。
Bash on Ubuntu on Windowsのアイコンから立ち上げると「/home/ユーザー名」のLinux的なホームディレクトリから始まります。
コマンドプロンプトなどは、コマンドプロンプトが示していたディレクトリに入ります。コマンドプロンプトを立ち上げてすぐの状態だと「/mnt/c/Users/ユーザー名」のディレクトリに入るようになっています。Windowsのディレクトリからすると「C:\Users\ユーザー名」の場所に当たります。
hogeというのがUbuntuでのユーザー名で@以下がマシン名です。自分のユーザーが何を使って、どこのマシンで動ているという事を知らしめているわけです。LinuxだとSSHなどで他のマシンに接続することができるので、今時点でどこでどのユーザーであるかを示しておかないと訳が分からなくなる可能性があります。
whoamiとuname -aコマンドで確認はできるのですが、いちいち打つのが面倒なのでいつも出ているのでしょう。そもそもがユーザーやハードを渡り歩くことが多いOSならではなのでしょうね。
後々を考えるとUnix的な/home/の方がそれらしいのですが、Windowsでファイルを扱う事を考えると、bashコマンドでWindowsなディレクトリに入った方が楽です。というか、/home/に当たるディレクトリがWindowsではあまりアクセスしやすいところではないので、そこまでエクスプローラで行くのはしんどいです。そしてWindowsの一般的なディレクトリに移動するのもいちいち面倒なので、コマンドプロンプトから行くことをお勧めします。
こんな風に簡単お手軽にLinux環境に入れます。よく考えたらログイン操作ってないですね。ユーザー名とパスワードを入れなくても入れる、と。普通のLinuxだとSSHで入るにしても、何にしてもユーザー名とパスワードを入れるのは普通なんですが、BoWは特に何もせずに使えてしまいますね。
しかし、何でインストールの際にユーザー名とパスワードを入れたかという話になりますが、一つの理由としてsudoというコマンドでスーパーユーザー(root)権限で動かすときに必要だったりします。管理者権限で動かす作業で自分のパスワードが必要になるときがあるんですね。とりあえず、操作として今考え付くのがそれくらいです。
これで使う準備は整ったので後は使っていくだけです。実際にやっていくのは次の回で。
具体的にはコマンドを使っていきます。
http://miff.blog.so-net.ne.jp/2018-02-13-1
■ Linuxをやるべきか
そもそも何でLinuxをやるかですが、Windowsでは困難な事がコマンドの組み合わせで可能であるという事があると思います。LinuxはOSなのでやるという言い方自体がおかしいのですが、Windowsよりか意識してツールとして使う感が強いので「やる」でもいいかと思います。OSでも○○使いといいますしね。
Windowsでもある程度の事ができるとは思いますが、開発系の仕事をしようとするとどうしても使わないと話にならない分野があります。特にWebを用いた技術はほとんどLinuxに依存していると言っていいでしょう。逆に言うと開発に使わなければWindowsなどで問題ないことになります。実際、スマホの高性能化でパソコン離れもあるようで、そういう人は当然ながらLinux以前の問題となるでしょう。
自分はWindows上だけで開発したいんだとか、スマホの開発ができればいいからいい、と思う人もいるかもしれません。でも、Webの機能とかと連携したい場合、APIなどを使いたい場合も多いと思います。その時に既存のサービスでは足りない場合は、自分でサーバを立てて機能提供したいとなったら、IaaSでサーバを借りるにしても自分で操作・構築しないといけません。なので開発者としてはLinuxなどのサーバOSを使えるようになっておくことは無駄にはならないでしょう。
Linuxは難しそうと考える人もいるかもしれません。実際、WindowsやMacなどのGUI主体のOSを使うよりかは難しい面があると思います。ただ、昔ほど情報が得られないという事もないので、困ったらググる癖がある人なら大体の局面は乗り越えられるでしょう。
ここから書いていくことはそこまでたどり着くまでの道しるべみたいなものです。あまり大きな期待はしないでください。ただ、自分で個別の事項を調べて動けることができるようになったらしめたものなので、そこまでは読んでもらえれば幸いです。
■ Linuxを使う方法
Linuxを使う方法として考えられるのが
・パソコンを一台用意して占有してインストールする
・既存のWindowsパソコンのパーティションを割って、そこにインストールしてデュアルブートにする
・Windowsに仮想化でLinuxを入れる
・Windows10のWSL(Windows Subsystem for Linux)を使う
などですね。それぞれの方法に色々利点や欠点がありますが、最初だからお手軽にやりたいですよね。なので最後のWSLを使いたいと思います。
WSLは実際にはBash on WindowsとかUbuntu on WindowsとかBash on Ubuntu on Windows言われていたやつです。以下はBoWと呼びます。前にはOSのツールとして使えていたのですが、今はWindows Store経由で入れるアプリになっています。Ubuntuじゃなくて他のディストリビューションも使えるみたいですが、もろもろな事を考えてUbuntuで行くことにします。日本だと商業使いを考えてサポートが手厚いRedHat系も人気がありますが、本人が使ってないので無視しますw。
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/ubuntu/9nblggh4msv6
正直、Windows Store経由で入れていないのでインストールの方法は別のところを見ていただくとして
http://store-watch.hatenadiary.jp/entry/2017/07/12/053549
インストールは実際のOSを入れるよりか全然簡単だと思います。そのうち仮想化環境にUbuntuを入れるところからやりたいと思いますが、BoWで基本的なオペレーションを覚えておけば、内容もある程度理解できることでしょう。まぁ訳の分からないまま試行錯誤していくのも勉強のうちだとは思いますが、何もわからないところから手探りでやっていくよりかはいいでしょう。
早速使い方を見ていきましょうか。
まず立ち上げ方は二つほどあります。
・メニューからBash on Ubuntu on Windowsを立ち上げる
・コマンドプロンプトやWindows PowerShellからbashコマンドで入る
二つの違いは、入ったディレクトリが違う事です。
Bash on Ubuntu on Windowsのアイコンから立ち上げると「/home/ユーザー名」のLinux的なホームディレクトリから始まります。
コマンドプロンプトなどは、コマンドプロンプトが示していたディレクトリに入ります。コマンドプロンプトを立ち上げてすぐの状態だと「/mnt/c/Users/ユーザー名」のディレクトリに入るようになっています。Windowsのディレクトリからすると「C:\Users\ユーザー名」の場所に当たります。
Microsoft Windows [Version 10.0.16299.192] (c) 2017 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\ユーザー名>bash hoge@Surface3:/mnt/c/Users/ユーザー名$
hogeというのがUbuntuでのユーザー名で@以下がマシン名です。自分のユーザーが何を使って、どこのマシンで動ているという事を知らしめているわけです。LinuxだとSSHなどで他のマシンに接続することができるので、今時点でどこでどのユーザーであるかを示しておかないと訳が分からなくなる可能性があります。
whoamiとuname -aコマンドで確認はできるのですが、いちいち打つのが面倒なのでいつも出ているのでしょう。そもそもがユーザーやハードを渡り歩くことが多いOSならではなのでしょうね。
後々を考えるとUnix的な/home/の方がそれらしいのですが、Windowsでファイルを扱う事を考えると、bashコマンドでWindowsなディレクトリに入った方が楽です。というか、/home/に当たるディレクトリがWindowsではあまりアクセスしやすいところではないので、そこまでエクスプローラで行くのはしんどいです。そしてWindowsの一般的なディレクトリに移動するのもいちいち面倒なので、コマンドプロンプトから行くことをお勧めします。
こんな風に簡単お手軽にLinux環境に入れます。よく考えたらログイン操作ってないですね。ユーザー名とパスワードを入れなくても入れる、と。普通のLinuxだとSSHで入るにしても、何にしてもユーザー名とパスワードを入れるのは普通なんですが、BoWは特に何もせずに使えてしまいますね。
しかし、何でインストールの際にユーザー名とパスワードを入れたかという話になりますが、一つの理由としてsudoというコマンドでスーパーユーザー(root)権限で動かすときに必要だったりします。管理者権限で動かす作業で自分のパスワードが必要になるときがあるんですね。とりあえず、操作として今考え付くのがそれくらいです。
これで使う準備は整ったので後は使っていくだけです。実際にやっていくのは次の回で。
具体的にはコマンドを使っていきます。
http://miff.blog.so-net.ne.jp/2018-02-13-1
タグ:Linux入門
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