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人は熱を操るために生きている。 [自然科学]

熱というかエネルギーなんだけど、主に熱という事です。

まず生きていくには食べないといけない。食材を作るのに熱を使うし、食べるときに調理する時には大体熱を加える。そうして食べ物を熱量に変換する。

風呂に入るときも普通は温かいお湯につかる。シャワーでも冷水をそのまま浴びる方が少ないだろう。お湯を作るときに同時に電気を作るってのもあったけど、熱を作るのってのは結構大変な事なんだろうな。まぁ何かを燃やしてお湯にするってのはそれほどテクノロジーは必要じゃないけど、それを効率的に行うのは難しいと思う。

逆にエネルギーを熱だけ出さないようにするってのも難しい。白熱灯から蛍光灯、LEDランプへと熱を出さないように進化してきたけど、LEDランプだって排熱の問題がある。そういやLEDの照明は出てきた頃は結構高かったなぁ。大して問題は出なかったけど、怪しいメーカーの製品を探り探り買っていた気がする。

あとパソコンやスマホとかも熱を出さないで、いかに効率的に動作だけさせるか、という方向に向かっている。使用時間を延ばすためだけれど、どれだけ頑張っても性能を伸ばそうとすると熱が出てしまう。真空管からダイオードの変化だけでも相当に熱が出てないけど、集積してくるとまた問題が出てくるんだね。まぁ動かす速さにもよるんだろうけど。

熱が出ないと困る事もあるけれども、そこいらへんは用途によって変わってくる。暑いと冷房、寒いと暖房をするのは当たり前の事となっているし、快適に過ごすには熱の処理が適切に行われないといけない。でも、エネルギーを湯水のように使う社会はいつまで続くのだろうか。石油は一向に枯渇しないし、そのために地球温暖化は予測されたようにどんどん進んでいる。

わかっていても動き出すと止まれないのは日本の行政や政治と同じで、今までのように便利な事を手放してまで化石燃料を使う事を止めることはしない。なのでやめるのであれば他の技術で実現しなければならない。エネルギーを効率的に吸収するのは急務で、現在では太陽から得ている分は殆ど放射して外に出しちゃってる。ノストラダムスじゃないけれども、地球が崩れていく方向性は基本的に変わってないわけで、普通に考えれば最終的には人間が住みにくくなるだろうとは誰でもわかる。だけど、やめられないんだよね、戦争と同じで。わかってても利害が問題なんだろう。

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