SSブログ

よく使う勘定項目の仕訳を例示して、後で参照しようという魂胆 [起業]

仕訳面倒くさい。面倒くさいけど、勘定科目は知っておきたいので、とりあえずやよいの青色申告の試用期間30日間で、ある程度の仕訳を抽出しておかないとね。どうせ弥生の製品を使うことになるとは思うんだけど、非常に魅力的な代替方法があったら乗り換えるのが面倒なので、弥生のを使わないという前提でやっていきたい。そんなわけで、暑い中をリモートデスクトップを介して、涼しい部屋でやってるわけです。

前に書いたけど、フリーの青色申告のソフトは日商簿記3級程度の知識が必要なので、何の前提もなしに始めからは無理だという事は分かりました。

 http://miff.blog.so-net.ne.jp/2013-07-19-1

その続きというか、弥生の製品を試してみる。見せてもらおうか、やよいの青色申告の性能とやらを。

 
やよいの青色申告12っていうってやつを使っている。なぜ最新の13じゃないかというと、ダウンロードする時に、弥生に鬼のように個人情報を求められたからだ。試用するだけでそんなにガッツリやられたんじゃ気持ちが悪いので、店頭で配っている去年のDVDを使ってみた。というか、もらっておいて良かったなぁ。起動ごとにライセンス買えとうるさいのは変わらないと思うけど。

簿記が出来ない人にとっては、仕訳アドバイザーの力を借りないと辛い。フリーの会計ソフトには、そういうアシストは皆無だったから、こういうソフトを使うか、仕訳のための簿記の本がないと話にならない。Webの情報でも出来ん事はないと思うけど、自分の仕事にきっちり適合できるくらいのバリエーションがあるのを見つけるのは難しいと思う。それにその仕訳が日商簿記的に合っているのかどうか怪しいものだし。

とりあえず、むちゃくちゃ離れた勘定項目を使わない限りは、税理士さんもつっこんでこない可能性は高い。つっこんできたとしても、その時点で変えれば済むだけの話だ。税務署の方だって、最終的に税をきちんと申告してもらう事が目的なので、最終産物がきっちりできていれば細かい事を言うのは筋ではない。それに税務署は敵というわけでもないと思うので、きっちり出来る範囲で節税をしている分には文句はないだろう。

そもそも、節税と言うけれど、それまで申告せずに無駄に払っていた所得税をしっかりと正当な値段を払うようにするだけの話。税務署は多く払う分には、何にも言ってくれないらしいので、そっちの方が申告者側からすると、ひどい話だなと思っちゃうんだけど。まぁ細かい事を言っていたらキリがないので、細かく知りたかったら日商簿記の試験勉強でもしろってことなんだろう。そういう知識は会計士と税理士で共有されているわけだけど、基本的なところはまだしも、話が込み合ってくるとやり方によって、税の量が変わってしまうところに問題があるんだろうね。仕訳がパソコンで誰でも出来るようになった現在、会社の運営的なところを指導する方が意味合いが強くなっているわけだから、仕訳うんぬんで解決する問題はみんなで共有したいよね。


そんなわけで、わからなくて気になったところとか、自分が使いそうなところをピックアップ。
実際でも大体現金払いだけど、基本貸方を埋めるという意味しかないです。ニコニコ現金払いで。

借方
貸方
摘要
消耗品費 現金 消耗品と言われるが、実質的に10万円以下の雑費というかんじ
事務用品費 現金 事務用品ってのが消耗品との区別がつかないものがある。どっちでもいいか…
消耗品費 未払金 10万円以上のノートパソコンをクレジットカードで購入。
10万円以下だとパソコンでも取得時すぐに計上できる(減価償却の必要なし)。パソコンとかでも一律消耗品費扱いするのは、あまりにも場当たり的過ぎて気持ち悪い。
工具器具備品
支払利息
未払金
 
例えば,40万円のコンピュータ一式を分割払いで買ったりした時。
減価償却費に関する事は期末の決算時の勘定科目で別に書く。
減価償却費 減価償却累計額 建物減価償却、とか。とにかく面倒で個人事業ではやりたくない
水道光熱費 普通預金 電気、ガス、水道料金などの引落し。建設業だと動力水道光熱費とかなってた。
水道光熱費 未払費用 未払金と未払費用の違いがイマイチ。
未払費用は期日未到来の支払利息など、らしい。未払金は臨時的な取引?
制作原価 現金 パソコン・周辺機器・レンタルサーバなど開発費用。
消耗品とするよりかは名前の座り的にいいのかも。
制作原価 現金 ソフトウェア雑誌、書籍、新聞等も開発関係ならここらしい?
新聞図書費じゃダメなんだろうか。そっちの方が名前的にしっくりくる。
使用料 現金 レンタルサーバ使用料。ドメイン使用料、Webサービス利用料とかも、それらしい。
物を借りるのか、データセンターでリモートで使うのかは書いてなかった。どっちでもいいか
支払手数料 普通預金 レンタルサーバ使用料が引き落とされた。
上の使用料と支払手数料の違いが分からない。仕訳アドバイザーは選ぶ時のグレーゾーンが多い
雑費 現金 コピー代、ソフトウェアバージョンアップ代、ゴミ捨て代と何でもござれ
燃料費 現金 社用車のガソリン代。運用業用?
車両費 現金 車の諸費用をまとめて。燃料費も車両費として使えるので、燃料費の意義がよく分からない。
接待交際費 現金 取引先への手土産、贈答品、パーティー代の諸々とか。謝礼金、寄贈。
交際費 現金 家主へ上棟のお祝い、香典・見舞金など。仕事に直結してないもの?
会議費 現金 打ち合わせ会議費。喫茶代、弁当代、昼食代、夜食代、会議室利用料、茶菓子代、など
友達と仕事の相談とかでも良さげ。仕事の打ち合わせよりか重要な情報が得られたりするし
福利厚生費 現金 創立記念日、新社屋落成式など、社員への通常の飲食はこれで
水道光熱費
事業主貸
現金
 
水道代
自宅使用量
事業主貸 水道光熱費 決算時の仕訳で、支払時に全額必要経費に算入されている自宅部分を事業主貸に振替する
事業主貸 現金 事業のお金で、自分の買い物をする。って、個人だからいいものの、どういうケースやねん。
通信費 普通預金 電話、携帯、郵便、インターネット利用料などを引落し
通信費
消耗品費
現金
 
携帯電話新規加入料
携帯電話本体
旅費交通費 現金 出張旅費、宿泊、日当、タクシー代、電話代を清算伝票に基づいて支払。
電車代とかは今は出力できるからいいけど、会社では伝票に書いてただけだったなぁ。
荷造運賃(手数料) 現金 名前に手数料が付いたり付かなかったりするのがよく分からん。
ソフトウェア 現金 パッケージソフトを買った
雑費 普通預金 ソフトウェアバージョンアップとかも雑費で処理できる。
他の勘定項目でもいいらしいが
個性資産除却損 ソフトウェア 新規ソフトで古いのは使わなくなった
事業主貸 普通預金 確定申告で計算された所得税が普通預金より振替。必要経費に算入できないので、事業主貸になっとる


必要になりそうなのはこんなもんかなぁ。これだけで済むなら、表計算ソフトのスプレッドシートだけでも問題ないわけだ。ただ、会計の大部分は、ほぼ仕訳だと思うので、新しく出てきたら普通に対応できそうもない。仕訳の本とか買ってこようかな。始めは何が起こるか分からないので、とりあえずは、弥生の青色申告を使う予定。大体の操作は分かったので、他の商用製品を試すのも面倒だし、弥生以外にそういうソフト会社知らないしね。

結果的に分かったのは、わりとどっちにするんじゃいっていう勘定科目がいくつかあった。より具体的な方がいいんだろうけど、カテゴリがあっても、値段が安かったら雑費扱いにすべきかとか、本来はどっちでもいい事がたくさんありそう。勘定科目で大きく税制が違うとしたら大問題だけど、そういうケースはあまり多くない事を祈りたい。こっちはただ単に必要経費を正当な手段で報告したいだけだし、チェックする税理士にしたって意地悪をしたくてやっているわけじゃないだろうしね、多分。だから、あまり意固地になっても仕方ない事も多いんだろうなと思ったりはする。


実際に弥生の青色申告に入力して、CSV出力して、スプレッドシートのものにコピペして決算までシミュレーションしてみる。弥生のは、決算時の出力が全然できないので、実際に買うまではどうしようもない。仕訳の仕方はごくザックリと大体は分かったので、スプレッドシートに直接入れ込んでもいいので、初年度はどうせ今入れるデータを引き継いで、弥生のを使って提出する事になると思うので、一応そのソフトを困らない程度に使えるようになっておいた方がいいなと思った。複雑な会計をするつもりはさらさらないので、きちんと必要経費を申告できればそれでいい。


やよいの青色申告で仕訳してみた感想ですが、わりとザックリ仕訳されちゃうんだなという感じ。自分の仕訳しようとする取引を例から探して、その雛形を作ってもらうやり方があります。それを仕訳アドバイザーって言うんだけど、勘定科目の説明と、仕訳例があって、仕訳例の方からしか、仕訳の作成はできない。更に元々登録されてない勘定科目に付いては、その仕訳の作成も出来ないものがある。というか、その雛形を作れるケースの方が少ない。これはかなり残念だ。

そもそも、仕訳例と言っているけど、元々その勘定科目が登録されていないってのはどうかと思うよ。他にも「簡単取引入力」というのがあるんだけど、それで選んでもザックリ過ぎる事が多い。勘定科目が多すぎると選びにくいってのはあるかもしれないけれど、多くが雑費の扱いになってしまうとかダメだろ。ない勘定科目に付いては、自分で入力しても「簡単取引入力」で入れてくれるようにはならないみたいです。なんだろう、新聞図書費とか、事務用品費とか、サンプルにはあるんだけど、自分が作った雛形にはない。

でも、自分で勘定科目を入れられるようになるくらいまでには、正直、簡単取引入力を使うより、仕訳日記帳を使って直接入力した方が早いかなぁと思ったりはする。基本的に仕訳アドバイザーで仕訳例を探して、仕訳を作ってくれるボタンがあれば使って、なかったら簡単取引入力か直で仕訳日記帳を使うという事が適当だと思われます。仕訳アドバイザーや簡単取引入力があっても、ザックリとした勘定科目で仕訳されてしまう事もしばしば(そもそも勘定科目が登録されていなかったりする)なので、結局、自分で訂正せざるを得ません。


ん〜、そういうことか。先にサンプルにはあった勘定科目が、自分のにはないって言っていたのは、一番始めに設定させる時の、取引設定ウィザードで選択してないからだったのでした。というか、よくある取引なんだから、選べるようにしていてもオプトインで選択してある状態にして、必要がなさそうだったら自分に消させればいいんじゃないかと思うんだけど。どう考えてもマイナーな勘定科目はあるし、自分には関わりのないところだけを消させる方式の方が絶対いい。そもそも、簿記の知識がない人にいきなり、必要な勘定科目を選ばせるって作りは親切じゃないよね。弥生はそういうところは分かってない。とりあえず、クイックナビゲータから取引設定ウィザードで設定しましょうかね。同じ名前で自分で勘定科目を作ってしまったから、バッティングした時の問題とかはどうなるんだろう。面倒くさそうだ。


このように一番シェアを獲得している青色申告のソフトでさえ、それほどビギナー用には作られていない。勘定科目がない仕訳については、仕訳を作る時に半自動的に勘定科目を追加できるようにしてくれれば済む事じゃないかと思うんだけど、弥生はそこまでやってくれない。というか、そのくらい出来ないと初心者用という看板は立てられないよなぁと思ったりするんですけど。とにかく、試用版ではなく、ほんちゃんのソフトに移る前にきっちり失敗しておかないと面倒な事になりそうだ。

コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

コメント 0