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MacでHomeBrewのSambaは使えるか [MacOSX]

前回はかなり面倒な思いをしてSambaを入れました。MacOSXはWindowsネットワークを元から見られるよーと言う人はWindows7とか絡めて見てくださいな。それにWindows側からはMac見えないしね。AirDropでいいという人は読む必要ないです。そんな危ない人はこれ以上見ちゃダメですw。

前回の。

 http://miff.blog.so-net.ne.jp/2013-06-16-1

前回を要約すると、結局、問題があるのは、元々smbdが存在していて、普通にコマンドを打つとそっちを見に行っちゃうこと。次にsmbdに必要なprivateディレクトリが作成されないこと。そのくらいかな。余計な事しなければ、brew install samba で大筋は上手くいく。でも、あくまで大筋であるっちゅうことで。


 
先のエントリのようにprivateフォルダを作るとデーモンが立ち上がるようになります。smbd -iでやらないとそれが見えずにログにさえ吐き出されない。それでnmbdも立ち上げてデーモンとします。普通にコマンドを叩くだけでいいんだと思う。まぁそれで外のWindowsから見えるようになったからいいじゃないですか。でも、マシンが見えるだけで、パスワードは要求されるし、ディレクトリは一切見えない。まぁ設定してないから当たり前ですが。


そんでそもそも設定のキモとなるsmb.confはどこに置くかですが、/etcじゃありません。というか、それってOSによってまちまちなんだけどね。どこに置くんかなと逡巡していたのですが、コマンドパラメータを付けるだけで出てきた。smbd -b で出てくるんだけど、ザラザラ出力されるので、
$ ./sbin/smbd -b | grep ": /" 
   SBINDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/sbin
   BINDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/bin
   SWATDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/swat
   CONFIGFILE: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/etc/smb.conf
   LOGFILEBASE: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var
   LMHOSTSFILE: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/etc/lmhosts
   LIBDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/lib
   MODULESDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/lib
   LOCKDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/locks
   STATEDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/locks
   CACHEDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/locks
   PIDDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/locks
   SMB_PASSWD_FILE: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/private/smbpasswd
   PRIVATE_DIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/private
   NCALRPCDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/ncalrpc
   NMBDSOCKETDIR: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/var/nmbd

このコマンドで、このようにエッセンス的に出てくるよ。というか、絶対パスをハードコードしてるんか? あんまり感心しない作りだよなぁ。設定ファイルは仕方ないにしても、その他は最悪相対パスとかにした方がいいと思う。まぁ動くならいいんだけど、あまりにも場当たり的に感じる。それが普通なのかなぁ。


そんなわけでsmb.confの置き場所は

CONFIGFILE: /usr/local/Cellar/samba/3.6.8/etc/smb.conf

ってことで、あとはたぶんこのファイルを設定するだけ、だよね。元々、そこにあるファイルは空のファイルだったので、一からでっち上げるのも面倒で、Samba本家の設定だとパスワードを要求されるのは変わらなかったので、Ubuntuの設定からパクってきた。そうしたらMacのCUPSのプリンターが出てきた。特にパスワードを要求されないでいい感じ。これでディレクトリを晒す記述をすればいいだけ。ラクチンだな。まぁここからが普通のSambaの設定だからね。




むむむ、アクセス拒否されてるっぽい。
macsamba.png
Macにはファイアウォールとかあったんだったっけ?

 http://support.apple.com/kb/HT1810?viewlocale=ja_JP

あるらしい。あったけど、有効になってなかった。全部スルーすることになっていると思うので、そいつが犯人じゃない。そもそも、ポートが開くことがないだろうし、そうだったらマシン自体が見えないんだろう。

何が悪いのか探してみたが、いまいちよく分からず。nmapでポートスキャンした場合、きちんと動いているSambaが入っているLinuxと比較してもポートの数など同じであった。forked-daapdも入っているので
Not shown: 996 closed ports
PORT     STATE SERVICE
22/tcp   open  ssh
139/tcp  open  netbios-ssn
445/tcp  open  microsoft-ds
3689/tcp open  rendezvous

どっちもこんなかんじになってる。っていうか、晒さんでもいいよな。ポートとしては問題ない。まぁ開いてなければ、見えもしないんだろうけど。今までWin7からSSHで、vi smb.conf で変更しながら、smbd SIGHUP で設定読み込みして、Win7のエクスプローラでMacのSamba共有を見ていたんだけど、もしかしたらXPからは見えるんじゃないかと思ってたら、Macのはマシンは見えるけど、中身はやっぱり見えんかった。

ファイアウォールも関係ないとすると、Macのその他の理由か、そもそもHomeBrewのSambaのデキが悪いかのどっちかだろう。さて、あと詰めて考えられる原因はあるのだろうか。そういえば、MacにAvast!入れてたんだよなぁ。ファイアウォールとか入ってないはずなんだけど…。でも、アンインストールするとか、実証環境を作るとか考えるとしんどすぎる。

そもそも、マシンとして見えているのに、そしてフォルダが晒されているのに、ファイルアクセスはできないなんて意味が分からない。意味を解釈して、ディレクトリのオーナーを変えたのだが、対応は代わり映えしない。Ubuntuでは特にオーナーを変えなくても見るだけならできてた。書き込みをするならオーナーをnobodyにすれば良かった。同じノリでいけないのだろうか。少なくとも、同じsmb.conf(ディレクトリの指定はもちろん違うけど)で動かしてるんだよねぇ。特に、/var/log/system.logにはエラーが吐き出されているわけじゃないので、デーモンの中でどうにかされちゃってるんだろうな。smbdはVerboseモードとかあったんだったっけ?

ちょっと時間がないので、しばらくはここまでにしておく。ちはやふる21巻も読まないといけないしね。

ちはやふる(21) (ちはやふる (21))

ちはやふる(21) (ちはやふる (21))

  • 作者: 末次 由紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/06/13
  • メディア: コミック


っていうか、ついにオヤジの顔の表紙か。それもソロで。スゴいよ、原田先生w。




(後記)
MacでSamba使えるようになった。
 http://miff.blog.so-net.ne.jp/2013-06-23-1
案外やれることは少なかった。まぁ異常にたくさん取捨選択はあったわけだけど。しかし、デバッグじみたことをしなくてはならないとわ。

ちなみにAvast!は邪魔していませんでした。そりゃ、Free版にはファイアーウォールは付いてないもんなぁ。疑ってごめんですw。

タグ:homebrew
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